女優・仲里依紗(33)があらためて評価されている。
注目を集めているのは、男女が逆転したパラレルワールドでの江戸城を舞台にしたNHKドラマ『大奥』。2月14日に放送された第6話では、徳川幕府5代将軍の徳川綱吉役を演じる仲が、これまでのイメージを覆す大胆な濡れ場と、繊細な心理描写を抜群の演技力で表現し、話題になっているのだ。
『大奥』は少女漫画誌『MELODY』(白泉社)で連載された、漫画家・よしながふみの作品で、2004年〜2021年までの17年間に渡る長期連載。全19巻の発行部数は累計600万部で、2009年の手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した名作。
「仲さんが演じる綱吉は、一人娘・松姫を幼くして亡くし虚脱状態に。しかし、竜雷太さん(83)が演じる父の桂昌院から、将軍の世継ぎを作ることを強いられる、という展開です。
母親として耐え難い状況にもかかわらず、父に逆らえず将軍として子作りに専念するため、男と毎晩子作りに励むも子供は一向にできる気配はない。
綱吉が、年齢を重ねて白髪が生えても厚化粧でごまかし、華美になっていく見た目に反して、歳を取るにつれて心がボロボロになっていく様子が、仲さんの圧巻という演技で表現され悲しい現実が際立っていて、涙を誘いましたね」(芸能誌記者)
視聴者からは、
《心を押し殺すような演技・・・仲里依紗・・・良い・・・》
《大奥、観た……。仲里依紗、圧巻。ほんと圧倒された。凄かった…。ほんでNHKらしからぬ見せる夜伽は、見られる苦痛を与える一端をメタ構造で視聴者にも担わせる仕掛けか。やばい。最高か》
《NHKの「大奥」、仲里依紗がすごい演技をしているのはその通りなのだけど、脚本はもちろん、攻めた演出といい美しい照明や美術といい、スタッフがみなとんでもなく優秀なのだと思わざるを得ない》
《ドラマ大奥、正直な感想としてはこちらの方が今年の大河ドラマという気持ちで見てしまう。NHKの本気を感じる。仲里依紗ちゃんの綱吉の痛々しさに涙…》
《漫画の綱吉はどんどん心が空虚になっていく感じがあったけど、ドラマの綱吉はいつ心が壊れてもおかしくないギリギリの様でリアルさがある あと年齢を重ねるのと比例して化粧や身なりが更に華美になる様も綱吉の心情と裏腹でまた辛い 総括すると仲里依紗さん凄かった》
と、仲に対する絶賛のコメントが続出していた。