■“同級生”ヒロミや、「念願」芋洗坂係長とのコラボも実現

 TikTok動画で踊りを披露し、会社の若返りに貢献した溝口さん。そんな溝口さんはタレントのヒロミ(59)とは中学の同級生で、ヒロミが発起人となる「八王子会」にも参加しており、BS日テレで放送された『ヒロミの八王子会SP』にも出演。その際にヒロミら八王子会のメンバーと一緒に踊ったことは、数多くの動画をつくってきた中でも特に強く記憶に残っているという。

「あとは、お笑いタレントの芋洗坂係長(56)とのコラボ。体型が近いので(笑)、一度でいいから一緒に踊りたいと思ってたんですよ。よくコラボさせていただいたタップダンサーのHIDEBOHさん(56)が芋洗坂さんと仲が良かったので連絡していただいて、それで念願かなったんです」(前出の溝口さん)

@sanwakotsu @芋洗坂係長(小浦一優)official さんとのコラボ最高すぎて夢のようなーー何と肩書きは私と相方の方が上でした。管理職3人のワンオオダンス #三和交通 #踊るおじさん #芋洗坂係長 #1001arabiannights ♬ 1001 Arabian Nights - Chipz

動画は三和交通の公式TikTok『@sanwakotsu』より

 三和交通の広告塔として、すっかり有名人になった溝口さん。若者を中心に、街中で声をかけられることも多いようだが、

「名前じゃなくて、部長とか三和交通とか呼ばれますね。前にも、孫が『10円パン』を食べたいというので東京・新大久保に連れて行ったときに、お店の近くで3人ぐらいの若者に“あ、部長だ!”と気づかれたことがあり、思わず歩き去ってしまいました。芸能人ではないので、突然、声をかけられると、どう対応していいかわからなくなるんですよね」(前同)

 それでも、溝口さんは「広告塔ですから、どんなチャレンジでもやっていきます。やりたいというより、やっていかないとダメじゃないかなという感じです」と今後について意気込む。

 これまでも乗務員が要人警護を行なうSP風の姿で乗客を送迎する「SP風タクシー」や、東京・横浜周辺の心霊スポットを乗務員が案内する「心霊スポット巡礼ツアー」など、さまざまな目新しいアイデアが話題になってきた三和交通。その社風はこうしたチャレンジ精神から生み出されているようだ。