■くりぃむしちゅー上田は「ミスター日テレ」

 コンビで出演する『しゃべくり007』のみならず、上田は『Going!Sports&News』、『上田と女が吠える夜』と、日本テレビの人気番組に複数出演している。

「2022年4月からレギュラー放送が始まった『上田と女が吠える夜』は、その人気の高さから深夜版『上田と女がDEEPに吠える夜』が4月2日からスタート。能登半島地震で日程がズレてしまいましたが、本来1月1日には『上田と女が吠える夜』の3時間SPが放送予定でしたから、同番組が日テレ内で高く評価されていることがうかがえます。

『上田と女が吠える夜』は今、テレビ界で最重要視される13歳から49歳までのコア視聴率が非常に高い番組で、5%近く取る回もあります。日テレのゴールデンを支えている大人気番組ですよね。

 そして上田さんは、2015年から毎年秋のキャンペーン特番『カラダWEEK』のキャプテンを、2021年の東京五輪では日テレのスペシャルサポーターを担当。今や“ミスター日テレ”とまで言われる存在です。日テレにとっても上田さんは欠かせない、上田さんも日テレとの関係を大切にしていきたいと考えているでしょう。

 その深い関係性からも、相葉さんの起用が難しいとなると“上田さんしかいないのではないか”とテレビマンの間では話されていますね」(前出の制作会社関係者)

※画像は『カラダWEEK』の公式X(ツイッター)『@karada_week』より

 批判が少なくない『24時間テレビ』だが、局を挙げての超大型特番ということもあり、日本テレビ局員にとっては大きな存在だという。

「『24時間テレビ』があるからこそ局員全員が一致団結できる、とまで言われていますからね。さまざまな面で同局にとって非常に重要な番組なんですが、ただ、今年は“攻め”ではなく“守り”の『24時間テレビ』になるのではないかとささやかれています。

 人気と数字を持っているSTARTO社のタレントをメインパーソナリティーで起用することはできないでしょうが、上田さんなら安定感抜群ですし、司会もそつない。放送事故が起きることもないでしょうし、批判が出ないよう配慮しつつ、番組を確実に合格ラインに持っていってくれるでしょうからね」(前同)

 上田がメインパーソナリティーを務めるとなれば、『しゃべくり007』や『上田と女が吠える夜』のレギュラー陣も投入できるはずだ。

「くりぃむしちゅーは、タモリさん(78)、ビートたけしさん(77)、明石家さんまさん(68)のお笑いBIG3、ダウンタウンに次ぐポジションにいますが、現在の活躍ぶりを考えるともっと上に行くべき存在でもありますよね。特に松本人志さん(60)が活動を休止しているいま、より大御所タレントになっていくのが自然な感じもします。

 有田さんはお笑い賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』(フジテレビ系)で今年、ハイパーゼネラルマネージャーに就任。一方の上田さんも『24時間テレビ』でメインパーソナリティーを務め上げれば、さらにタレントとしての格が上がる。やる意味は大きいのではないでしょうか」(同)

 STARTO社のグループ、タレントがメインパーソナリティーを務めることはない、と言われる今年の『24時間テレビ』。“ミスター日テレ”が安定感抜群の立ち回りを見せるのだろうか――。