■『366日』はまさかの“被り”でさらにピンチ
『366日』は主演の広瀬、お相手役の眞栄田郷敦(24)を筆頭に若い世代に人気の俳優を多数起用。作品のモチーフともなっている主題歌は人気バンド・HYの不朽の名曲『366日』だが、これも各話でHYの仲宗根泉(40)と複数の人気アーティストがデュエットするスペシャルコラボを展開するなど、話題づくりにも力を入れている。5月6日放送の第5話では、INIの藤牧京介(24)が仲宗根とコラボしていた。
「『366日』の初回と第2話(4月15日)はともにコア2.7%でまずまずの滑り出しでしたが、3話(22日放送)が2.3%、第4話(4月29日)が2.1%で、どんどん落ちてしまっている。そして、視聴者が離れ出したところの第5話での展開にシラけてしまった人も多く、今後もさらに苦戦しそうと言われていますね……」(前出の制作会社関係者)
第5話は、第1話終盤から事故で昏睡状態だった主人公の恋人・水野遥斗(眞栄田)が目を覚ましたが、後遺症で高次機能障害と記憶障害を患っていた――というシナリオだった。
しかし、この4月クールの連続ドラマでは、“記憶喪失”が重要なポイントになっている作品が乱立していることから、
《今期記憶喪失のドラマ多すぎて、設定とか書いたカードで神経衰弱できそう》
《各局ドラマ制作者側も記憶喪失なんじゃないか説》
などツッコミが殺到してしまっているのだ。
“記憶喪失”の要素が登場している4月ドラマは、杉咲花(26)主演の『アンメット ある脳外科医の日記』(フジテレビ系/月曜夜10時~)、川口春奈(29)主演の『9ボーダー』(TBS系/金曜夜10時~)、生見愛瑠(22)主演の『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系/火曜夜10時~)、中村アン(36)主演の『約束~16年目の真実~』(日本テレビ系/木曜夜11時59分~)、そして『366日』の5本である。
「『366日』は中盤を迎え、勢いが完全に落ちてしまっている。そこにきてさらに視聴者が離れてしまいそうな“記憶喪失被り”、非常に厳しい展開です。ここからV字回復を果たすのは至難の業でしょう。
好感度抜群の大人気俳優の広瀬アリスさんでも“月9の再生”は難しそう――こうなった今、フジテレビ上層部は“もう目黒蓮しかいない”となっているのではないでしょうか。
目黒さんが『silent』のスタッフ陣と再タッグを組む『海のはじまり』。人気&実力を兼ね備える有村架純さんも出ると言われている同作は“月9の救世主”となれるか、大いに注目され、そして期待されていますね」(前同)
月9の命運は、目黒に託されたようだ――。