■コア視聴率獲得を狙う「SNS戦略」か
ちなみに、同シーンでおしぼりを持ってきた女性店員が2022年放送の『仮面ライダーリバイス』(テレビ朝日系)で“五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ”を演じていた井本彩花(19)だったことも、“ライダー同士の共演”として盛り上がりに拍車をかけていた。
「SNSでバズらせることを意識した、遊び心と実益を兼ねた戦略、と呼べるかもしれません。
それというのも、『警視庁アウトサイダー』は世帯視聴率こそ悪くないんですが現在、テレビ各局が最重要視している、CMスポンサー企業の商品の購買層“13~49歳”のコア視聴率が極めて低調なんです。2月9日放送回(第6話)も、世帯8.9%ながらコアは1.8%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)と深刻低迷。若い層はほぼ見ていない状況にあります。
だからこそSNSで受けやすいパロディネタを駆使し、ついに今回は露骨な“『BLACK SUN』寄せ”で話題性を作って、若い層の数字を取りいこうとしたのかもしれません。
実際にトレンド入りを果たしているし、拡散されている該当シーンを見て、“音は後付けの編集じゃないのか”と考えたファンが『TVer』に確認しに行く流入現象も起きている。狙いは大成功したと言えるかもしれませんね」(制作会社関係者)
物語は終盤に向かっている『警視庁アウトサイダー』。これを超えるパロディが飛び出すことを期待したい!