■第4位は「普通に」「かわいい」「逆に」「彼氏・夫などの呼び方」
第4位は、「普通に」「かわいい」「逆に」「彼氏・夫などの呼び方」。
「普通に~」と、なにかを説明するまえに「普通」という言葉をわざわざつける話し方もよく耳にする。
「“普通に”。イライラする」(41歳/男性)
「どういう意味? と思ってしまう」(48歳/女性/総務・人事・事務)
「“普通に”は褒めているシーンでも嫌味に聞こえる。もっとストレートに言ったほうが素直に伝わる」(46歳/女性/営業・販売)
「かわいい」は、子どもや動物、ビジュアルなどを褒める言葉として使われる。しかし、最近では一見かわいいからかけ離れたものにも使われており、対象に対してポジティブな感情を持ったときに多用される傾向にある。
「なんにでも“かわいい”。かわいいの意味をちゃんと理解したうえで使っているのか非常に疑わしい。こんな無茶苦茶な言葉遣いがまかり通っていることにモヤっとする」(47歳/男性)
「意味が変わってしまっている」(49歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「何に対しても“かわいい”。どこがかわいいのか分からない」(56歳/女性)
「どう見ても地味なグレーのカーテンやカーペットの色にもかわいいという感覚がよくわからない」(45歳/女性)
「逆に」も最近さまざまな場面で使われるが、わざわざ逆に言う必要がないようなとき、話出すときのきっかけのように使われることも多い。
「何が逆なのかを説明してほしい」(49歳/男性/総務・人事・事務)
「全然逆のこと言ってないのに“逆に”と言う。いかにも自分はこう思うみたいな、かっこつけ?」(57歳/女性/女性)
「反対に、逆にって何? って思う。結局、反対でも逆でもなかったりするから、意味不明」(54歳/女性/主婦)
「彼氏・夫などの呼び方」などにも時代とともに多様化している。第三者が赤面してしまうような呼び方もあるが、最近の呼び方は主にネットやSNSで多用されるイメージの言葉が多い。
「“彼ピッピ”。いい歳して正気かと思いました」(53歳/女性/公務員)
「彼氏彼女を“相方”ということがある。聞きなれないし、合わないので、違和感を感じる」(48歳/男性)
「夫のことを“旦那くん”という。身内のことを君づけで呼ぶのはちょっと慣れない」(42歳/女性/主婦)
今回はランク外だったが「男女の恋愛の初期の、ひょっとしたら、わずかに可能性があるかも、の意味だと思っていたが、何でもかんでも“ワンチャン”ということ」(21歳/女性/学生・フリーター)、「嫌な気分になる」(48歳/男性)という理由で「ワンチャン」、「見れた、食べれたなど。いまどきの言葉だなーと思う。間違いではないけど、気になる」(51歳/女性/主婦)、「見れる、など。本来は見られるだから」(58歳/男性)という理由で「“ら”抜き言葉」、「“めっちゃ”。みんな同じ言葉を使ってるし、自分がないのかと思う」(42歳/女性/主婦)、「関西人じゃないのにとイライラ」(54歳/男性/営業・販売)という理由で「めっちゃ」、「絶対20年後には死語になってる」(51歳/男性/デザイン関係)、「よく分からない」(57歳/男性)という理由で「バズる」、「相槌を打っておけばいいみたいな、なんか拍子抜けした感じがする」(40歳/男性)、「何度も言われると、なんかイライラする」(51歳/男性/営業・販売)という理由で「なるほど」なども挙がっていた。
■「よく使われているが“モヤッとしてしまう”言葉」ランキング
1位 ヤバい
2位 エモい
3位 SNS・ネット用語
4位 普通に
4位 かわいい
4位 逆に
4位 彼氏・夫などの呼び方
8位 知らんけど
8位 ~でよろしかったでしょうか
8位 ~になります
日本語として変!「よく使われているが“モヤッとしてしまう”言葉」第4位以下はこちら!