■ファンとアイドルの“0距離密着”が実現
「至近距離」を売りにしたステージはここだけではない。有料チケットを購入した観客はアーティストと同じステージに立てる、言わばアイドルとファンの“0距離密着”を実現させる「MEET&GREET」のステージが、今年からKCONを訪れたすべての観客に観覧可能となったのだ。
開催初日となる10日には6人組のボーイズグループTWSや人気オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した11人組ボーイズグループINI、男性9人組のZEROBASEONE、翌11日は男性6名からなるP1Harmony、8人組ボーイズグループのEPEX。
12日は、人気アイドルグループ・アンジュルムの元メンバーである笠原桃奈(20)も所属する11人組ガールズグループで、4月17日にデビューシングルをリリースしたばかりのME:I、前出の&TEAMが同ステージでファンと交流した。会場では“推し”に自身をアピールするため応援メッセージを書いたボードやうちわを大げさに振るファンのユーモラスな姿も見られた。
「至近距離」に次いで参加者を惹きつけたのは「ファン参加型」のイベントだ。11日、12日の2日間KCON内でも最大のステージとなるZOZOマリンスタジアムを使用したスタジアムステージで行なわれた「M COUNTDOWN STAGE」のスペシャル企画「DREAM STAGE」では、ファンが憧れのアイドルのステージに出演し一緒にダンスを披露するというまさに“夢”のような瞬間が演出された。
ステージに登場した観客はDreamerと呼ばれ、10日午前中から順次オーディションが行なわれ出演者を選抜。最終日となる12日のステージではME:Iが韓国語バージョンで、グループ結成に際して放送されたオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のテーマ曲でもある『LEAP HIGH! ~明日へ、めいっぱい~』を披露。すると50人もの一般ファンがステージ両側から登場しメンバーと一緒に力強いパフォーマンスで観客を魅了した。
アイドルとファンが一体化したステージには、客席から大きな歓声が。ホール内には“推しメンバー”への応援メッセージを書き込むことができる巨大ボードもあり、思い思いの気持ちを書き込むファンの姿もチラホラ。