広瀬すず(24)主演の火曜ドラマ『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)が、不調だった平均世帯視聴率は下げ止まってきたものの、俳優陣の好演をムダにするような雑な展開に、視聴者からのブーイングが相次いでいるようだ。

 同ドラマは、北川悦吏子氏によるオリジナル脚本で、幼なじみの婚約者を追って上京するも、突然、別れを告げられてしまった浅葱空豆(広瀬すず)が、音楽家を目指す海野音(永瀬廉/23)と運命的に出会い、ひとつ屋根の下で暮らすことになるというラブストーリー。

 2月14日放送の第5話「君の横で眠る」は、空豆は雪平響子(夏木マリ/70)とともに、ファッションブランド「アンダーソニア」を手掛けるデザイナー・久遠徹(遠藤憲一/61)に会いに行く。久遠は採用を迷っていたが、パタンナー・葉月心(黒羽麻璃央/29)は空豆を推した。

 一方、音は「ユニバースレコード」の磯部真紀子(松本若菜/38)に、ユニットを組むゴスロリ少女を紹介されるが、あまりにも歌がへたなためア然。その少女はデビューをゴリ押しているスポンサーの娘で、音は、そんな理由で自分の“勝負の曲”を使わせたくないと、きっぱり断ってしまう。

 そして、採用が決まった空豆は、初出勤前夜、眠れずにリビングに向かうと、そこには寝落ちしている音が。こたつに入った空豆は、足を蹴飛ばして音を起こす。音は眠そうに会話するが、丸いこたつで寝ている2人の間の90度の距離のように、空豆に“恋愛にはならない”というバリアを張られると感じていた。