■4月クール“断トツトップ”でも『アンチヒーロー』が伸び悩む理由は――
「現在放送中の4月期ドラマは、総じてコア視聴率が厳しいことになってきています。若い層の視聴者がリアルタイム視聴をしていない、ということですよね。
当初、数字が良かった作品も落ちてきている。前述の『Believe』、そして日曜劇場『アンチヒーロー』(TBS系/日曜夜9時~)、さらには『ブルーモーメント』(フジテレビ系/水曜夜10時~)が当初、この4月期ドラマで“3強”と言える状態でしたが、視聴率は急落していますね」
5月19日に第6話が放送される『アンチヒーロー』は、長谷川博己(47)が主演の弁護士ドラマ。飯田和孝プロデューサーなど『VIVANT』を大ヒットさせたスタッフ陣が携わっている作品であること、『VIVANT』と同じく放送までキャストの役名など細部が伏せられていたことで放送前から注目を集めていた。
「第1話(4月14日)のコア視聴率は同時間帯トップの4.5%、第2話(21日)は上昇して4.8%。『VIVANT』のようにここからさらに盛り上がっていくのかと思われていたのですが、第3話(28日)で3.6%と急降下してしまったんですよね」
第4話(5月5日)はコア2.7%。これは真裏で大人気コンテンツ『鬼滅の刃』の『特別編集版「鬼滅の刃」刀鍛冶の里 敵襲編』(フジテレビ系)が放送していたからで、第5話(5月12日)は3.6%まで回復したが……。
「4話を除いて3.5%以上をキープ。決して悪い数字ではないし、4月期の連ドラでは抜けてトップです。しかし、最終回でコア10%台に達した『VIVANT』のような、凄まじい伸び方をする気配は全くないですよね。
『アンチヒーロー』への“伸び悩み”指摘……これに関しては、『VIVANT』のスタッフが作っているという点で期待値が高すぎたこと、さらには、主演の長谷川さん、敵役の野村萬斎さん(58)の濃い独特の演技が合わない視聴者もいることが理由とも言われていますね」
TBS系日曜劇場 『#アンチヒーロー 』
— 『アンチヒーロー』【公式】 (@antihero_tbs) May 12, 2024
◤第𝟔話𝟓月𝟏𝟗日日曜よる𝟗時 ◢
第5話ご覧頂きありがとうございました🪬
次回、全てが動き出すー
完全なる証拠📑
今までの事件は全て繋がっていた…#追いアンチ は
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《なんだろう、、演技が大袈裟?わざとらしい?感じで合わなかった、、面白そうだったけど断念》《長谷川博己って前の日曜劇場でも思ったけど、舞台みたいな大袈裟な演技なんですよね》
《んー、やっぱり野村萬斎さんの演技が過剰過ぎる。時代劇系ならとても合うのになぁ》
といった視聴者からの声がネットに寄せられている。
『ブルーモーメント』は、山下智久(37)主演の、気象学のスペシャリスト・晴原柑九朗(はるはら・かんくろう/山下)らSDM(特別災害対策本部)が最前線で人命救助をする物語。原作は漫画家・小沢かな氏の作品で、気象庁気象研究所主任研究官の荒木健太郎氏が監修を務める漫画『BLUE MOMENT ブルーモーメント』(KADOKAWA)だ。