■杏に比べて「迫力」の弱さを指摘する声
『花咲舞』は銀行内で起きている、問題事案を解決していく物語。舞が開き直ったり言い訳をしたりする相手を「お言葉を返すようですが!」と一喝して思いのたけをぶつけるのがお約束だが、キリっとした美人系の杏と比べると、今田は童顔で可愛いヴィジュアルのため迫力が足らないように見えるところがあり、
《杏さんが素晴らしいのでそのレベルを求めるのは酷ですが、目を大きく開いて感情的に叫ぶ演技がオーバー》
《あの役は、仕事が出来てその上で正義感強くてつい言っちゃう役なんだけど、そもそも若くて可愛くて、仕事が出来るキャラに見えないのよ。申し訳ないけど》
といった視聴者からの声が、ネットにも寄せられている。
「“愛嬌がない”と指摘されていることに関しては、脚本・演出面も影響していそうです。舞は明るくて竹を割ったような性格だし、仕事が終わるとお酒も楽しむなど親しみやすいキャラクターです。
しかし、杏さん版に比べると今田さん版は舞が思い立ったら即行動に移す姿を強調しすぎているのか、愛嬌を感じにくいところがあるんですよね。杏さんの舞は“愛嬌があって憎めないやり手社員”だったのが、今田さんの舞は“絶え間なくズケズケと絡んでくる新人社員”みたいに見えてしまうんですよね」(前出の制作会社関係者)
また、第5話から登場した半沢直樹に関しても、厳しい声が寄せられているという。
「演じる劇団ひとりさんが合っていない、というわけではありません。ひとりさんは本職が俳優ではないですが、演技力も高い人ですからね。
ただ、第5話放送前に“あの半沢直樹が登場する!”というノリで公式が後ろ姿だけチラ見せしたり、予告でも声が加工されて誰が演じているか分からなくして、“半沢を演じるのは誰だ”というのを煽りまくっていました。それが多くのネットニュースなどにも取り上げられ、大きな話題になっていた。堺雅人さんが演じてきた国民的キャラクターをどの俳優が演じるのか――多くの人が気になっていましたよね。
それで、いざ出てきたのは芸人が本職のひとりさんだった――やはりそれは“肩透かし”という声が出ても仕方ないでしょうし、“逃げ”を感じさせるキャスティングではありますよね。それで、不満の声が噴出している感じですね」(前同)