■松本らがSTARTO社に留まる理由はないと言われてきた
櫻井は森永製菓、相葉は湖池屋などの大手企業とCM契約を結んでいる。松本も佐川急便のCMが放送中であり、独立に際してはその調整が済んだものと考えられる。
「ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を経て、旧ジャニーズが福田淳氏(58)がトップのSTARTO社へと移行することが決まってからずっと言われ続けてきたことですが、嵐は新会社、そして福田社長に思い入れがあるわけではなく、その関係性ははっきり言って希薄。
そして、嵐の5人は全員がソロで活動できる実力・人気があるし、何より今回の松本さんの決断から分かるように、旧ジャニーズの新会社のSTARTO社ではなく嵐というグループを大切にしている5人ですよね。すでに受け皿として『株式会社嵐』があるし、STARTO社に留まる理由がないんですよね」(前出の芸能プロ関係者)
リーダー、お誕生日おめでとう!
— ARASHI (@arashi5official) November 25, 2022
Happy Birthday,ohno!#嵐 #ARASHI #ohno pic.twitter.com/MzK68UhAoU
4月12日の日刊スポーツの取材に、株式会社嵐の代表取締役で弁護士の四宮隆史氏はこう話している。
《環境を整えてからSTARTO ENTERTAINMENT含めた、関係各所との調整を行なっていくことになるでしょう》
「関係各所」という言い回しからも、STARTO社は嵐にとって所属先ではなく、“取引先のひとつ”というような関係性になっていくのではないか――そんな意見も言われていた。
なお、福田氏は今回の松本の独立に、
《もちろん今後も松本さんが、STARTO社の社友であることに変わりありませんし、嵐としての活動は引き続きサポートさせて頂きたいと思っております》
とコメントを寄せている。
今年の11月3日は嵐のデビュー25周年記念日。だが、松本は10月31日から11月2日までイギリス・ロンドンで舞台『正三角関係』の公演があるため25周年イベントは難しいと言われている。
「松本さんのスケジュールを考えれば、25周年の記念日に嵐の稼働はなさそうですよね。ですが、ここにきて、来春、25年春には5人が集結するコンサートが開催されそうだという話が浮上し、それは複数のメディアでも報じられている。
これについても、全員が独立している方が動きやすいところはありそうですよね。つまり、嵐の全員がSTARTO社を辞め、独立するというのはファンにとっては悲しい出来事ではなく、嵐の再稼働がリアルになるということで、むしろ喜ばしいこととも考えられるんです。
そして、今回の松本さんの退所・独立はその“始まり”と言えそう。現在、STARTO社に残っている相葉さん、櫻井さん、そして大野さんもそう遠くない未来に松本さんと二宮さんと同じ道を歩むと言われており、その後のグループの活動は『株式会社嵐』を中心に行なわれる。そして、事が順調に進めば来春に5人でのコンサートが開かれる――そういう展開が期待されていますね」(前同)
浮上する「嵐の全員の退所話」には、
《全員退所したら株式会社嵐に移籍してエージェント契約きるんかな知らんけど》
《嵐は全員独立すればいいんじゃん?今の事務所にお世話になってる人もいないし》
《もともと5人が感じてるのって、5人揃って初めて「嵐」になる、みたいなのだと思ってて。個人でももちろん嵐なんだけど、全員揃って初めて「嵐」っていうものが出来上がるというのかなんというか。だから在籍してようが独立しようがみんなが揃えば嵐というか…まぁ別のお話よね、て勝手に思ってる》
といった後押しするような声も多く寄せられている。
二宮に続いた松本の退所・独立で、嵐の“第2幕”は動き出した、と言えるのかもしれない――。