■興収100億円『コンフィデンスマンJP』長澤まさみはハワイロケを熱望

『コンフィデンスマンJP』は、長澤演じる“ダー子”、東出昌大(36)演じる“ボクちゃん”、小日向文世(70)演じる“リチャード”という3人の信用詐欺師(=コンフィデンスマン)が、金融業界、医療現場、不動産などさまざまな業界を舞台に、悪人たちから金をだましとる痛快コメディ作品。

 2018年4月クールに月9ドラマとして放送され、その後はシリーズ化。映画第1弾『ロマンス編』(19年5月)の興行収入は29.7億円、第2弾『プリンセス編』(20年7月)はそれを上回る38.4億円、第3弾『英雄編』(22年1月)も28.9億円と大ヒットを記録。興収の合計は97億円と100億円に迫ろうとしている。

※画像は『コンフィデンスマンJP』の公式X(ツイッター)『@confidencemanJP』より

「『コンフィデンスマンJP』の劇場版3作は立派な数字を残しています。『プリンセス編』と『英雄編』は、座席制限などもあったコロナ禍での数字ですから、通常時ならもっと数字を伸ばしたかもしれません。

 主要登場人物だった三浦春馬さん(享年30)と竹内結子さん(享年40)が亡くなるという辛い状況にも直面しましたが、22年1月に『英雄編』が公開。そして、さらなる続編も予定されています。

 製作を手掛けるフジテレビはテレビ事業が絶不調ですから、ドル箱コンテンツの『コンフィデンスマンJP』シリーズは絶対に終わらせたくないでしょう。あとは俳優陣のスケジュールと気持ち次第ということになりますが、調整がどうやらつきそうだといいます。話が上手く進めば撮影は来年、公開は2026年になりそうだといいますよ」(前出の制作会社関係者)

『ロマンス編』は香港で、『プリンセス編』はマレーシアのランカウイ島で撮影が行なわれた。『英雄編』はマルタ共和国のマルタ島が舞台となったが、コロナ禍の影響で俳優の出演シーンは和歌山県のテーマパーク「ポルトヨーロッパ」などで撮影されたという。

「以前から主演の長澤さんはハワイでの撮影を希望しているといいますが、他のキャストのスケジュールの都合もありますからね。出番の多い長澤さんはずっとハワイに滞在できるでしょうが、他のキャストは日本とハワイを行き来する必要も出てくる。ですので、長澤さん以外のキャスト陣は、“国内の撮影でいい”と思っているとも聞こえてきていますね。

『英雄編』は和歌山での撮影でしたが、テーマパークとCGでマルタ島に見せることができたわけですから、制作陣も国内でも十分撮影できるという自信もついたようです」(前同)