■監督とジャニーズの“3つのシンクロ”
そんなタカハタ監督とジャニーズは切っても切れない縁で結ばれているというーー。
「タカハタ監督はテレビディレクター出身ですが、デビュー作はたけしさんの伝説のバラエティ番組『天才たけしの元気が出るテレビ!!』(日テレ系・1985年〜1996年)だといい、たけしさんとも30年来の付き合いです。
さらに、長編映画作品のデビュー作は元SMAPの草なぎ剛さん(48)主演の『ホテルビーナス』(2004年)でした」(前同)
同作は日本映画ながら、主演の草なぎは全編セリフが韓国語。この難役を見事演じきり、世界4大映画祭の1つである『モスクワ国際映画祭』でコンペティション・パースペクティブ部門で最優秀賞を受賞し、国内外で高い評価を受けた。
「タカハタ監督はSMAPの31枚目シングル『Let It Be』(2000年)や、41枚目シングル『弾丸ファイター』(2007年)のMVを手掛けたり、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の複数の特別編でディレクターを担当していました。
さらにはSMAPメンバーの香取慎吾さん(46)がMCを務めたバラエティ番組『SmaSTATION!!』(テレ朝系・2001年〜2017年)では、2001年の放送開始から2006年まで総合演出を務めていました。
それまでフィーチャーされなかった香取さんの人柄や関心のある事柄などを多く取り上げ、香取さんが別仕事で地方や海外にいる時でも現地まで同行し、必ず生放送を行ったりして、ファンからもそのスタイルは支持されていました」(前同)
歴代のジャニーズと長い付き合いがあるタカハタ監督だが、今回、二宮との初映画のヒロインに選ばれた波瑠にも、あるシンクロがあるというーー。
「波瑠さんは、2015年にNHKの連続テレビ小説『あさが来た』でブレイクを果たすと、その直後に二宮さんと同じ嵐のメンバーである大野智さん(42)主演ドラマ『世界一難しい恋』(日テレ系・2016年)でヒロインを演じていました。嵐のメンバーとも馴染み深い波瑠さん、実は二宮さんと同じ6月17日生まれで誕生日が一緒なんですよね」(前同)
さまざまな偶然が重なった今作で二宮は、どんな演技を見せるのか? 映画は今年秋に公開されるーー。