二宮和也(39)が主演する映画に秘められた「サイン」が話題になっている。

 2月17日に、二宮が主演することが発表され映画『アナログ』(2023年秋公開予定)。同作はお笑い芸人のビートたけし(76)の同名小説(2017年・新潮社)を初めて映像化したものになる。

 二宮演じる主人公の水島悟は、手作り模型や手描きのイラストにこだわりを見せるデザイナーで、喫茶店“ピアノ”を営んでいる。そこに女優の波瑠(31)演じるヒロイン・みゆきが訪れるが、みゆきは携帯電話を持っておらず、毎週木曜日にだけ喫茶店を訪れる。

“アナログ”な方法で少しずつ距離を縮めていく2人だったが、ある日を境にみゆきは“ピアノ”に現れなくなってしまう…といったストーリー。

「今回、二宮さんは自身初となる恋愛映画への主演ということで、同日に発表されたコメントで、

 《現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。

 目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も“誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです》

 と、二宮さんにとっても楽しい撮影だったと明かしていました」(芸能誌記者)

 監督を務めるタカハタ秀太監督(60)は、以前にも二宮とビートたけしとタッグを組んでいた。

「タカハタ監督は二宮さん主演の特別ドラマ『赤めだか』(TBS系・2015年)の監督を務めていました。落語家・立川談春さん(56)の半生を描いた作品で、二宮さんは主人公の談春さんを演じ、ビートたけしさんは談春さんの師匠・立川談志役を熱演していました。

 こうした経験からか、タカハタ監督の製作発表のコメントでは

 《『アナログ』が出版されてすぐ、これを二宮和也さんで映画にしたい!と切に思いました。映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです》

 と、二宮さんでビートたけしさんの作品を撮りたいというタカハタ監督の熱意で、今回の映画が実現したことを明かしていました」(前同)

 二宮はこれまで、ドラマ『フリーター、家を買う。』(2010年)ではフリーター役、映画『GANTZ』(2011年)では突然謎の星人と戦うことになった大学生、と、特殊なキャラクターを演じることが多かった。そのため普通の人役でもある『アナログ』の公開発表に際して、ファンからは

《待ってたよ。二宮くん恋愛映画…涙》
《二宮さん初めてのラブストーリーキスシーンとかは見たことあるけども、、緊張、、、》
《二宮くんが演じる"普通の人"…絶対いい…》

 待望の“普通の人”役での恋愛映画への出演に、期待の声が寄せられていた。