■キムタクドラマと錦戸復帰作の脚本にツッコミ殺到

 木村拓哉(51)主演の『Believeー君にかける橋ー』(テレビ朝日系/夜9時~)と、赤楚衛二(30)主演の『Re:リベンジー欲望の果てにー』(フジテレビ系/夜10時~)。奇しくも、同じ木曜日に放送されている連ドラ2作には、ツッコミの声が多く寄せられている。

 5月19日『アンチヒーロー』がコア視聴率4.5%を獲得した3日前、5月16日のコア視聴率は『Believe』(第4話)が1.8%、『Re:リベンジ』(第6話)が1.5%だった。

【以下、『Believe』第6話予告と『Re:リベンジ』第8話予告までのネタバレを含みます】

「『Believe』は開局65周年記念作ということで、木村さんを筆頭に俳優陣は超豪華。非常に気合いの入った作品で、無実の罪を被った主人公が脱獄して、真実を明らかにしようとする。そして、それを権力者が妨害――という、王道の展開です。

 しかし、展開ありきでキャラが動いている感があり、設定、行動に無理があるシーンも多いんですよね」

 たとえば、先の第5話では、主人公で逃亡犯の狩山陸(木村)を、静岡在住の知人・半田豊(田中哲司/58)が「頼みたいことがある」言って匿う展開があった。最初は理由をはぐらかしていたが、半田が狩山を救ったのは「殺人の罪を押しつける」ため。半田は大学生だった娘を“まだ逮捕されていない交際相手の男性”に殺されているが、その男をこれから殺して、その罪を狩山に押しつけるつもりだったのだ。

※画像は『Believe』の公式X『@believe_tvasahi』より

 騙して罪をこっそり押しつけるならともかく、半田が狩山に直接この件を説明する展開に、

《なんで罪被ってくれるって思ったの?》
《業務上過失致死罪の人(狩山)に殺人の罪を被せるのはちょっと無理では…》
《いやいや半田さんには無理だよ。 あと狩山さんに押し付ける前にバレるよ》

 と、ツッコミがXにも寄せられている。

「『Believe』は、次の第6話から“驚愕の真相編”に突入するということです。ここで話が大きく動いて、面白くなる展開もあるかもしれませんが……。

 会社員で設計者ながら刑務所のチンピラを一瞬で倒せるほど強い主人公は、会社を守るために逮捕・収監されたが、妻ががんで余命いくばくもないことが判明したため脱獄するなど、前半の強引な設定、展開には《荒唐無稽が過ぎる》といった意見も多く出ている。そこで視聴を止めてしまった人も多数いそうです。コア視聴率はどんどん落ちていっていますからね……。

 赤楚さん主演の『Re:リベンジ』も展開が強引だったことに加えて、主人公の“ヤラカシ”が回を追うごとに悪化していて、視聴者からの評価は、もはや取り返しのつかないところまで来ています」