■主人公の評価がもはや挽回不可能な状態に

『Re:リベンジ』は、大病院の理事長の息子・天堂海斗(赤楚)と、錦戸亮(39)演じる心臓血管外科の大友郁弥(錦戸亮)の権力争いを描く物語。放送前は、錦戸の5年ぶり地上波連ドラレギュラー作品として注目を集めていた。

 だが、放送が始まると序盤から赤楚演じる主人公の視野の狭さ、人を見る目のなさに辟易する視聴者が多く、5月23日の第7話で主人公・海斗はついに取り返しのつかないことをしてしまった。

 本作は1話から心臓病の少女・美咲(白山乃愛/11)が登場しており、錦戸演じる大友は負担の大きさから彼女の手術に反対していたが、海斗は外部から医師・岡田(内田慈/41)をリクルートし、手術を強行。しかも、術後に美咲を診察しようとした大友を私怨から“休暇”の名目で遠ざけてしまう。

 ところが大友が休暇で病院にいないタイミングで美咲の容態が急変し、そのまま亡くなってしまう――そんなショッキングな展開が、第7話で描かれた。

 実質的に主人公が美咲を殺したも同然の展開に加え、次の第8話予告では海斗が岡田の医療ミスを隠蔽しようとしていることから、赤楚演じる主人公の評価はどん底状態に。

※画像は『Re:リベンジ』の公式X『@revenge_fujitv』より

《主人公こっからどう挽回すんの?てかできる?》
《大体さぁ主人公が周りの企みで酷い目にあってボロボロになるパターンが多いじゃない??自らの選択で勝手に墜ちてくなんて想像してなかったわ。。》
《主人公海斗に感情移入出来ない天狗になりすぎ大友とのライバル視はいいが私情挟みすぎ お前ら2人で勝手にやってろよ 美咲ちゃんが気の毒》

 といった視聴者からの厳しい声が多数Xに寄せられている。

「あまりにもなトンデモ展開なんですが、ただ主人公が視聴者に徹底的に嫌われるストーリーは意図してのことでしょう。主人公が追い込まれて、ボロボロになって、そこから復活していくような話になるのかもしれません……。が、ここまでの主人公を全く応援できない展開に、視聴を止めた人は多そうです。

 しかも、物語は残り3話ほど。主人公の“復活”は間に合うのか……どんなラストを迎えるのか、想像もつかないですね」

 木村が主演する『Believe』は《手に汗握るサスペンスと人間ドラマが織りなす壮大な物語》、赤楚主演の『Re:リベンジ』は《人間の内に秘めた「欲望」がむき出しになっていくリベンジサスペンス》。どちらもサスペンスと人間ドラマが売りの作品なのだが、ここからの大復調はあるのか――。