例年よりは静かと思いきや、年が明けて早々大きなニュースが飛び込んできた年末年始の芸能界。俳優・町田啓太(32)と女優・玄理(ひょんり、36)の結婚、女優・ともさかりえ(43)の3度目の結婚、そして元旦には俳優の綾野剛(40)と女優の佐久間由衣(27)の結婚発表、さらには女優の土屋太鳳(27)とGENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーで俳優としても活躍する片寄涼太(28)の「結婚&妊娠発表」と立て続けに大きな動きがあった。

 そんな激動の芸能界、芸能ニュースのウラ側を、芸能取材の酸いも甘いも噛み分けたプロたちが語りつくす!!

■【急逝・上島竜兵さんの優しすぎる人となり】

ワイドショー関係者A 昨年の大きな出来事と言えば、やっぱり、5月の上島竜兵さん(享年61)の逝去は本当にショックが大きすぎましたね……。

週刊誌デスクB まさかあの上島さんが、という感じでしたね。大晦日の『NHK紅白歌合戦』では純烈ダチョウ倶楽部の2人、あと有吉弘行さん(48)が追悼する一場面がありましたね。

 それで実は15年くらい前、東京・中野でご飯を食べていた時に、たまたまそのお店に『竜兵会』(太田プロ所属の上島さんを慕う芸人さん達)のメンバーがダーっと10人くらい入ってきたことがあって。

 ぱっと見、男ばっかりで、後から女性が来るのかな〜なんて思ってたら後から来るのも後輩芸人だけで。『竜兵会』だなと思っていたら、聞こえてくる会話の内容はずっと仕事の反省ばかりだったんです。「今日のあれはああゆうふうにした方が良かったよな」とか、「あのMCもっとこうしてくれたら良かったのにな」とか。

夕刊紙デスクC ホント真面目だったんだよね。会見とかでも、俺らマスコミ側も一緒になって「どうぞどうぞ」とかやるんだよね。そうすると、終わったあと必ず「ありがとうね!」ってみんなに言ってくれるんですよ。「オイシくしてくれてありがとう!」とか。

A そうそう。本当、真面目な良い人だった。あるイベントの囲み取材の際、女性のレポーターの人と上島さんが「キス芸」をする流れになった時に、上島さんがひよっちゃったんですよ。

C それは優しさだろうね。「女性にはマズイ」と思ったんじゃないかな。

A だと思います。女性レポーターの方は覚悟が決まっていた感じだったんですが、後から聞いたらキスの直前、上島さんは震えてたみたいで。唇から手から何もかも震えてガチガチに緊張してたみたい。しかも、イベント終了後に、わざわざ上島さんから「ごめんね!」って謝ってきたみたいで。本当に気配りがすごい人なんですよね。

B なんか想像つきますね。マスコミに対しても気配りがすごかったですもんね。誰にでも気さくに話しかけてくれるし、すごく繊細にフォローしてくださるし。僕ら取材陣も上島さんとの仕事は楽しかったし、本当に本当に残念ですよね……。