■『ZIP!』は放送30周年の『めざましテレビ』に完敗中……
この4月に放送30周年を迎えたフジテレビの朝の情報番組『めざましテレビ』。その老舗番組がここにきてさらに数字を伸ばしているというのだ。
『めざましテレビ』は1994年4月にスタート。当初はフリーアナウンサーの大塚範一(75)がMCを務め、八木亜希子(58)、小島奈津子(55)、高島彩(45)、加藤綾子(39)などのフジテレビの看板アナウンサーを次々と輩出。
現在は三宅正治アナウンサー(61)、生田竜聖アナ(35)、井上清華アナ(29)がMCを担当している。
「テレビ各局は今、13~49歳のコア視聴率を重視していますが、5月24日の『めざましテレビ』第2部(午前6時10分~8時)のコア視聴率は4.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)。一方、同時間帯の『ZIP!』は3.2%でした。約1%の差ですがこれは大きい。以前は両番組は競っていましたが、特にこの4月から明確に差ができつつある。そして、“『めざまし』優勢”が毎日変わらず続いている――といった状況なんです。
早朝から日テレにチャンネルを合わせてもらい、そのままずっと同局の番組を見てもらうという重要なミッションを担っている『ZIP!』ですが、『めざましテレビ』に負けていてそのミッションが果たせていないと。ただ、水卜アナの『ZIP!』が悪いというよりは『めざましテレビ』の人気がすごい、というのが大きいとも言われていますね。
『めざましテレビ』は特に『F2層』と呼ばれる35~49歳の女性の個人視聴率が高いんです。『ZIP!』は、本来見てもらいたい女性層を『めざましテレビ』にガッツリ持っていかれているんです」(前出の制作会社関係者)