■中京テレビとTBSに聞いた

 3月末まで日テレ系で放送されていた『どうなの課』とそっくり、というかタイトルを少しだけ変えたような番組が、放送終了からわずか2か月強後にTBSで放送される――前番組が人気だっただけに反応する人は多く、

《生瀬さん出る!大島さん出る!いいねぇ。ヒリヒリするなぁ。他局への引っ越しって!!SNSの話題性からいって、やめる理由わからなかったもんな…》
《ん!?「それって実際どうなの課」と似てる?いや、出演者を見ても...局を超えて......!?w》
《これ中京テレビ文句言わないのかな》
《「それって実際どうなの課」同様に人体実験企画をやっていく様子。これはOA見て編集やテロップ、セットとか比べずにはいられない》
《タイトルから「それって!?実際どうなの課」の丸パクり感が否めない》

 といった声が、X(旧ツイッター)にも多く寄せられている。

※画像は『それって!?実際どうなの課』の公式X『@jissaidounanoka』より

 普通なら考えられないようなテレビ界の“異変事態”――広告代理店関係者はこう話す。

「番組がそっくり系列ではない他局に移籍するなんて、普通は絶対にありえないですよね。業界内でも驚きの声が広がっていて、ホットな話題となっています」

 と話し、こう続ける。

「ただ、決して“パクリ”ではないといいますね。聞こえてきているところでは、3月まで放送されていた『どうなの課』は、中京テレビの局員だったAさんが企画兼プロデューサーとして立ち上げた番組でしたが、それが終了することになった。

 その際、TBSの方からAさんに“終わるならウチでやりませんか?”とオファーがあったそうで、番組を大事に思っていたAさんは、TBSで番組を“継続”することを決断。中京テレビを辞めて、TBSで『どうなの会』の制作が決まり、6月3日の放送となった――という話だといいます。その通りだとしても、これまでにはない展開。だから、前代未聞となっているんですよね」

 そこで弊サイトは、中京テレビとTBSに対して、両番組の酷似についてや、企画兼プロデューサーのA氏について、まさに「実際どうなのか」を問い合わせた。すると、中京テレビからは「他局のお話なので回答できることはありません。社員の個別の事案についても、お答えできかねます」という回答があったが、TBSからは期日までに回答はなかった。

 前出の広告代理店関係者は話す。

「現在は、テレビ大不況の時代。局員が辞めてフリーになったり、配信大手に行く話も多いですよね。日テレでは、松岡茉優(29)さん主演の『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(23年7月期)のプロデューサーでドラマ部門の若手エースだった方が、同ドラマ終了後すぐに退局し、Netflixに移籍しています。

 Aさんについて実際のところは分かりませんが、もう、これまでの“常識”は通用しないのがテレビ界。今回の中京テレビの『どうなの課』が、TBSに“移籍”して『どうなる会』になるという話は前代未聞のでしょうが、今後もこうしたイレギュラーな事態がさまざま起きていくと思われますね」

 どうやら、まさかの“移籍劇”だった模様。果たして、『それって!?実際どうなの課』から『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』となった番組は、どう変わり、どう継続していくのか――注目が集まるだろう。