■目黒蓮を筆頭にSnow Manは「連ドラ界の救世主」に

 ジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を受け、テレビ各局は旧ジャニーズタレントの起用に消極的になっているが、Snow Manだけは例外のようだ。

 NHKの稲葉延雄会長(73)は5月22日の定例会見で、旧ジャニーズタレントの新規起用について「現時点では被害者への補償や再発防止策の確実に実施されていることが確認されるまでは当面、新規の出演依頼は行なわないという方針に変わりはない」と、これまでと同じ姿勢を示した。

 テレビ東京はこれまでも「新規の出演、依頼は極めて慎重に判断する」という方針を示してきたが、5月30日の定例社長会見でも石川一郎社長(66)は同方針について「全く変わりません」と話した。

 さらに5月28日、国連人権理事会の作業部会はSMILE-UP.の対応について「努力は認められる」とした一方で、被害者が求める救済への道のりは遠いと指摘した。

 制作会社関係者が話す。

「国連の指摘はSMILE-UP.に対してでしたが、その影響は新会社のSTARTO社にも及んでくるはずです。そんななか、Snow Manは旧ジャニーズ勢のマイナスイメージを払拭していく旗振り役になっているんです。

 テレビ局もSnow Manを使いたいと考えているのは間違いありません。それは彼らがしっかりと“結果”を出してくれるからです」

 1月クールのドラマを見てみると、岩本照(31)は『恋する警護24時』(テレビ朝日系)、渡辺翔太は『先生さようなら』(日本テレビ系)で主演を務めたほか、宮舘涼太(31)は『大奥』(フジテレビ系)、深澤辰哉(32)は『春になったら』、向井康二(29)は『リビングの松永さん』(ともにカンテレ・フジテレビ系)にメインキャストとして出演した。

 さらに向井は4月クールの『特捜9 season7』(テレビ朝日系)に出演中。7月クールの『マウンテンドクター』(カンテレ・フジテレビ系)への出演も発表されている。

※画像は「オシドラサタデー」の公式X『@oshidoraEX』より

阿部亮平さん(30)も7月クールの小芝風花さん(27)主演の『GO HOME〜警視庁身元不明人相談室〜』(日本テレビ系)への出演が決定。そして、なんと言っても目黒蓮さん(27)ですよね。7月クールの月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)で主演を務めます。

 現在放送中の『366日』も含め、月9ドラマはこのところ視聴率が全く振るっていない。その“救世主”として白羽の矢が立ったのが目黒さんです。社会現象を巻き起こした『silent』チームと再びタッグを組む『海のはじまり』は注目度抜群。フジサイドとしても“月9最後の切り札”と、目黒さんに期待を寄せているはずです。

 今やSnow Man全員が、連ドラ界において“救世主”的な存在になりつつありますよね」(前同)