■「TBS金曜の顔」は中居正広からSnow Manへ

 Snow Manメンバーが出演するバラエティ番組も好調だ。

 向井がレギュラー出演している『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)はテレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率が5%に迫るような高い数字を取るときもある。多くの番組が低視聴率に喘ぐフジテレビにあって、『ドッキリGP』はしっかりと視聴者を獲得しているのだ。

「向井さんが扮する『マッサマン』が逆バンジージャンプで空を飛ぶ姿は、子どもを中心に大人気ですからね。さらにグループの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)も絶好調。

 これまでTBSの金曜日といえば、中居正広さん(51)の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』のイメージが強かったのですが、『それスノ』はそのイメージを塗り替えるほどの勢いを誇っています」(前出の制作会社関係者)

 2001年10月から23年にわたって続く『金スマ』だが、ここ数年は視聴率が伸び悩んでいる。

「中居さんのSMAP在籍時からSMAP解散を経ても続く『金スマ』ですが、パッとしない視聴率に加えてマンネリ化も指摘されています。そんなTBSの金曜日に鳴り物入りで加わったのが『それスノ』です。23年4月から金曜ゴールデンでの放送が始まった同番組では、特にダンス企画が大人気で、必ずと言っていいほど高いコア視聴率を取るんです」(前同)

 今や『それスノ』の代名詞にもなりつつある人気企画「ダンスノ完コピレボリューション」は、誰もが一度は見たことがある振付をその場で完璧にコピーし、間違えることなく踊り切ることができるかを競うというもの。

 5月24日放送の2時間SPでは、Snow Man、Kis-My-Ft2千賀健永(33)、元A.B.C-Z・河合郁人(36)、SixTONESジェシー(27)、Travis Japan・宮近海斗(26)、ももいろクローバーZ佐々木彩夏(27)と高城れに(30)らがダンス対決を繰り広げた。

※画像は『それSnow Manにやらせて下さい』の公式X『@sore_snowman』より

「5月24日のコア視聴率は4.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と同時間帯断トツトップの高視聴率。同じ時間に放送していた『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の倍以上の数字を取ったほどでした。

 もちろん、『金スマ』は今後も続いていくのでしょうが、今やTBSの金曜日といえば『それスノ』となりつつある。“TBS金曜日の顔”が中居さんからSnow Manへと移行しようとしているんです。

 Snow ManはアーティストとしてもSTARTO社の看板ですが、視聴者離れが著しいテレビ界からも大きな期待を寄せられています。それは、彼らが出る番組なら多くの若年層の視聴者がリアルタイムで見てくれるからですよね。今後も、ドラマにバラエティにとSnow Manメンバーにはオファーが舞い込み続けるのではないでしょうか」(同)

 Snow Manの辞書には、“逆風”という言葉はないのかも。