歌手の近藤真彦(59)が6月4日、NHK総合の音楽番組『うたコン』(火曜19時57分~)に生出演して往年のヒット曲『ギンギラギンにさりげなく』と『スニーカーぶる~す』を歌唱したが、一部視聴者からは憤りの声が上がる事態となった。

 この日の番組には2020年に亡くなった作曲家・筒美京平さん(享年80)にゆかりのあるアーティストが出演し、筒美さんが手掛けた楽曲を披露。

 近藤にとってNHKホールのステージに立つのは7年ぶり。オープニングに登場すると1981年リリースの曲『ギンギラギンにさりげなく』をパワフルに歌い上げた。

 歌唱後、MCの谷原章介(51)に感想を聞かれると「嬉しすぎて楽しすぎて、もう心で泣いてます。感動してます」とし「ありがとうございます」と頭を下げると、会場から大きな拍手が起こった。

 2曲目に1980年のデビュー曲『スニーカーぶる~す』を披露したあとには「京平先生の家にお邪魔させていただいて、ピアノで音程取るところからスタートした」とデビュー前のやりとりを振り返った。

 筒美さんとの交流については「厳しく温かく見守っていただいた」と明かし、「京平先生から曲をいただいた人、みんな同じこと言うんですけど。“本当にその曲がなければ今の自分がなかった”というぐらい大切な曲をたくさんいただきました」と語った。

※画像は『うたコン』の公式X『@nhk_utacon』より

 近藤のパフォーマンスに、

《何回もリピしちゃってる 今更だし当たり前すぎる程当たり前だけどホントにいつどんな時どんなシュチュエーションでもカッコよ》
《オープニングのギンギラギンにさりげなく、そしてスニーカーぶるーす 久々の歌番組、しかも、生放送 マッチの魅力が地上波で皆様に伝わること間違いなし》

 といった絶賛の声が上がった一方、

《マッチは退所してるからNHKに出られるの?スタート所属の人達もジャニーズ、スマイルアップを退所してるのに》
《ジャニーズ問題が騒動になる前に損切りのように一抜けして、東山紀之に「退所の仕方に大きな疑問が残っている」「コメントがすごく薄っぺらく感じる」って言われた人ですよ》
《近藤真彦を出す時点でNHKの旧ジャニーズ出禁が欺瞞というのがわかる。この人不祥事で首になるまで役員待遇を受けていたんだよ。後輩達が出れないのに恥ずかしげもなく出るなんて良心の呵責は無いのだろうか》

 など、旧ジャニーズタレントがジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題の影響でNHKに新規出演できないなか、近藤の出演が許されていることに疑問を呈する声、憤る声もX(旧ツイッター)には寄せられている。