■漫画原作ドラマを多数手がける制作会社が担当

『アクマゲーム』は原作・メーブ氏と作画・恵広史氏による同名漫画(講談社)が原作だが、主人公の年齢が高校生から27歳になっているなど、原作と設定が大幅に変更されている。演出・脚本面に対するツッコミの声も多く、ドラマの評判は芳しくない。

 そんな日テレは次の7月クール、『セクシー田中さん』『アクマゲーム』が放送された「日曜ドラマ」枠で、

「成田凌さんを主演に、漫画原作のドラマが放送されると。講談社のアプリ『マガジンポケット』で21年8月から連載中の漫画『降り積もれ孤独な死よ』を原作にした作品になるようだ、と言われていますね」(前出の広告代理店関係者)

『降り積もれ孤独な死よ』は、原作・井龍一氏、漫画・伊藤翔太氏による作品。ある刑事が空き巣の通報を受けて、山の手にそびえ立つ屋敷へ向かったことから始まる「激情と慟哭のノワールサスペンス」。

 ちなみに、井龍氏×伊藤氏ペアは『親愛なる僕へ殺意をこめて』――22年10月期にHey!Say!JUMP山田涼介(31)主演、フジテレビの連ドラとして実写化された作品の原作者でもあり、『降り積もれ孤独な死よ』は《累計100万部超の大ヒットクライムサスペンス『親愛なる僕へ殺意をこめて』コンビ、最新作!》を宣伝文句にしている。

※画像は『親愛なる僕へ殺意をこめて』の公式X『@shinboku_cx』より

 前出の広告代理店関係者は続ける。

「ドラマを制作するのは、現在放送中のKing&Prince高橋海人さん(25)主演の連ドラ『95』(テレビ東京系)などを手掛けている、大人気の制作会社だといいます。5月31日に公開された高橋文哉さん(23)と永野芽郁さん(24)のダブル主演映画『からかい上手の高木さん』――山本崇一朗氏による、小学館の漫画作品が原作の映画を担当しているのも、同社ですね。

 同社は、講談社の漫画が原作の日テレ系ドラマも、キンプリの永瀬廉さん(25)主演の『新・信長公記』(22年4月期/原作:甲斐谷忍)で実績があるほか、数多くの漫画原作の作品を映画・ドラマ問わず多く手掛けていますね」

 弊サイトは日テレに対して、7月ドラマについての事実確認を行なったが、期日までに回答はなかった。

「『セクシー田中さん』の件があり、調査報告書にも多数の厳しい声が上がってしまっていますが、次の7月期ドラマの件はかなり前から動いている話で、この逆風事態を受けて“急遽変更する”ということはない、というか不可能だと思われますが……」(前同)

 燃え続けている日テレドラマ。多くのドラマファンが同局の動向に注目している。