■“フジサンケイグループ”のドンがブチギレ
死者も出ている大事件を茶化すという非常識な行為だったことに加え、“ルフィ”は国民的漫画『ONE PIECE』(集英社)の主人公の名前で、同作のアニメはフジテレビが放送している。お世話になっている原作者の尾田栄一郎氏に対してあまりに非礼ということもあるのだろう、この一件にフジテレビ上層部は激怒。「担当ディレクターを飛ばすしかない」という話にまで発展していたという。
「生放送での1度のミスで担当スタッフが左遷されたら、『ぽかぽか』のスタッフが委縮してしまう。これを恐れて『ぽかぽか』サイドでは、担当ディレクターの異動だけは避ける方向で穏便に済ませようと動いているといいますね。
しかし、よくよく聞いてみると、激怒している上層部とは、フジテレビでは“絶対に怒らせてはいけない人物”だったんですよね……」(前出の制作会社関係者)
その人物とは――。
「フジ・メディア・ホールディングス取締役相談役やフジテレビジョン取締役相談役を務めている、日枝久氏(85)が、このルフィいじり騒動に大激怒しているそうなんです。
日枝氏は会長職を退いた現在も絶大な存在感を誇る“フジテレビのドン”、“フジサンケイグループのドン”ですからね……。騒動で本当に非があったのは“ルフィいじり”にGOを出した担当ディレクターなんでしょうが、岩井さんもキツいところに目をつけられてしまったと言えそうです。
ハライチがフジテレビと結んだという“最低でも1年”契約も、ドンの激怒の前では効力を失ってしまうかもしれませんね……」(前同)
超低視聴率に加え、ドンにも睨まれてしまった『ぽかぽか』。番組の裏側は、もはや“ぽかぽか”はしていないようで――。