■「風船事件」も……アンジャッシュ渡部のTBS出演は不可能か

 2020年12月、同年大晦日の『絶対に笑ってはいけない2020 大貧民GoToラスベガス24時!』(日本テレビ系)に渡部が出演する、と複数の週刊誌やスポーツ紙が報じた。これを受けて渡部は謝罪会見を行なったものの、彼の出演パートはお蔵入りになってしまった。

「渡部さんが日テレの『笑ってはいけない』で復帰するという情報が出た際、TBSや『王様のブランチ』関係者は激怒していました。

 不祥事からの復帰はお世話になっていたレギュラー番組で、というのが業界の慣例としてありますが、渡部さんはその舞台としてTBSではなく日テレを選ぼうとしたんです。当時、TBS関係者からは“復帰するならこっちだろ!”と怒声も上がりました」(前出の民放キー局関係者)

 2020年12月放送の『王様のブランチ』のエンディングでは、渡部と見られる人物の顔が描かれた風船のイラストが空に舞い上がり、破裂するという演出があり物議を醸したが、最近も渡部が“風船事件”でイジられる場面があった。

 元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏(48)のYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』に5月11日、「罵倒村~もしも日本に住民全員が罵倒してくる村があったら~」と題された動画がアップされた。

「村人たち全員が罵倒してくる」という架空の村で芸人たちがロケを行なうという企画で、ギャルタレントのみりちゃむ(21)に「うるさい、うるさい。うるさいから、『ブランチ』で風船割れたりするんだよ……あれ、スタッフに嫌われてたからでしょ?」と罵倒された渡部は「いや……俺もあれ見て思いましたよ。“嫌われてたんだな”って」と応じ、「忘れません、あのことは」と吐露していた。

※画像は佐久間宣行氏の公式X『@nobrock』より

「そんな物議を醸す、放送事故のような演出をしてしまうほど、TBSや『ブランチ』関係者は渡部さんのことをよく思っていなかったということですね。当時は、“渡部はTBS出禁”という話も出回っていました。まあTBSどころか、全局出られなかったわけですが。

 時間が経ってスポンサーが出演OKを出すような状況になれば、日テレやフジなどへの復帰は許されるはずです。しかし、今度出演する『5時に夢中!』を放送するTOKYO MXのある半蔵門から車で約5分ほどの赤坂のTBSには、もしかしたら未来永劫出演は叶わないかもしれない、というのが多くのテレビマンの見解ですね」(前同)

 地上波番組への出演本数が着々と増えている渡部だが、TBSだけには今後も近づくことはできないのだろうか――。