■渡部の地上波生放送出演には賛否の声

 2019年7月、元SMAP稲垣吾郎(50)、草なぎ剛(49)、香取慎吾(47)のテレビ出演にジャニーズ事務所が圧力をかけたとして、公正取引委員会から注意されていたことが報じられ、世間に大きな衝撃が走ったことも記憶に新しい。

「吉本は今の宮迫さんのことなんて気にしていませんし、ダウンタウン松本人志さん(60)と文春の裁判もあって、それどころではないでしょう。お笑い以外の事業も展開していますし、もう5年も前に同社を離れた宮迫さんの動向に時間を割いている暇なんてないと考えられる。

 たしかに闇営業問題から、半年から1年ぐらいは宮迫さんのことを気にしている関係者もいたそうですが、今はそんなことはない。今さら宮迫さんに圧力をかけるなんて、吉本には大きなマイナスしかないんです。

 ただ、通常では考えられないタイミングで出演番組がお蔵入りになってしまったのは事実。こんなことになったのは“宮迫さんを出すのはマズいのではないか”と、吉本サイドや関係各所に対して、千葉テレビの立場がある人が“忖度”した結果なのではないか、と言われていますね。現場レベルではなく上層部の忖度や判断があったのではと……」(前出のワイドショーデスク)

※画像は宮迫博之の公式インスタグラム『@miyasako_hiroyuki』より

 宮迫を“NG対象”にした形の千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』で芸能活動を再開させたアンジャッシュ・渡部だが、彼にもいまだに批判的な声は少なくない。渡部の『5時に夢中!』出演決定を受けてX(旧ツイッター)には、

《もういいんじゃないかな》
《人生は、いくらでもやりなおせる〜フレフレファイト》

 と好意的な意見が寄せられている一方、

《公共の電波では見たくない》
《チャンス云々ではなく元の場所に戻す必要ある?》
《別に渡部じゃなくても番組は作れる》

 と厳しい声も上がっている。

 民放キー局関係者が話す。

「宮迫さんの地上波復帰はまだまだ見えてきませんが、渡部さんには賛否の声があるものの、もう少し時間が経てば千葉テレビやTOKYO MXなどのローカル局ではなく、日本テレビやフジテレビなど、キー局への復帰も時間の問題なのではないかという空気感が出てきていますよね。ただ、TBSへの出演は極めて厳しいだろうと言われています。

 長年お世話になっていた『王様のブランチ』を放送するTBSではなく、日本テレビの番組での復帰を画策していたことに、TBS上層部は激怒していましたからね」