■『真夏のシンデレラ』→『ONE DAY』で月9ワースト更新

 森七菜(22)と間宮祥太朗(31)がダブルを主演務めた『真夏のシンデレラ』は全話の平均世帯視聴率が5.7%と月9最低を更新してしまった。

「時代考証がブレブレでご都合主義な展開もあってかツッコミどころ満載。ドラマのクオリティ面で多くの批判的な意見がありましたよね。ただ、若手の人気俳優がたくさん出演していたこともあり、コア視聴率は3%台と悪くはありませんでした。しかし、その後の『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』がさらに月9ブランドの評価を落としてしまいました」(前出の制作会社関係者)

 2023年10月クールの大沢たかお(56)、中谷美紀(48)、二宮和也(41)がトリプル主演を務めた『ONE DAY』の最終回のコア視聴率は1.6%と振るわず、さらに全話の平均世帯視聴率は5.3%と『真夏のシンデレラ』からさらに月9ワーストを更新してしまったのだ。

「『ONE DAY』は男女3人のクリスマスイブの1日を同時並行で描くという挑戦的な内容になりましたが、場面がコロコロ変わる展開についていけない視聴者も少なくなかった。さらに《演出がチープでモヤモヤするな》など、ストーリーやセリフ回し、演出がチープだという声が多数寄せられてしまいました。二宮さん、大沢さん、中谷さんという超一流キャストを揃えての酷すぎる結果には、逆に驚かされましたよね……」(前同)

『ONE DAY』の次、永野芽郁(24)が主演を、山田裕貴(33)が相手役を務めた今年1月クールの『君が心をくれたから』の最終回の世帯視聴率は6.6%、個人視聴率は3.8%だった。

※画像は『君が心をくれたから』の公式X『@kimikoko_fujitv』より

「コア視聴率は2%台を推移し、最終回では2.5%と微増しました。ただ、主人公が五感を失っていくというあまりに不幸な展開の連続に“見るのがツラい”と離脱する人も少なくありませんでした。そこからさらにコア視聴率を落としてしまったのが『366日』だったんです。

 昨今はTVerや配信サービスでドラマを見ることが当たり前になり、リアルタイムで見る人が減っているという事情はありますが、それにしたって天下の月9ドラマの視聴率があまりにも低迷している。これではスポンサーが離れていき、予算が減り、さらにドラマがしょぼくなる悪循環に入っていくことが目に見えます。

 そんな最悪の事態を阻止するため、フジテレビ関係者や制作陣も『海のはじまり』に相当期待を寄せているはずです。先行映像からも期待感は膨らみますし、本当に一流どころが集結した『海のはじまり』はやってくれるのではないでしょうか。

 ただ、そんな目黒さん主演の『海のはじまり』でダメなら、いよいよ月9ブランドは雲散霧消してしまうのではと……」(同)

 目黒、そして一流キャスト&制作陣が集結した『海のはじまり』は、崩壊待ったナシの月9ブランドを救うことができるのだろうか――。