■『Believe』4月クール民放ドラマ最高視聴率も「業界的には不発」

 芸能プロ関係者が話す。

「依然として旧ジャニーズ事務所、そして新会社のSTARTO ENTERTAINMENT所属のタレントには逆風が吹いています。NHKとテレビ東京はタレントの新規起用を“NG”としていますからね。

 そんななか、『グランメゾン・パリ』では木村さんと正門さんの共演が実現する。もともと『グランメゾン東京』には玉森さんが出演していましたが、さらに正門さんも……まあ、どう見ても“バーター”にしか見えないですよね」

 Aぇ!groupは5月15日にCDデビューしたばかり。STARTO社がいま最も売っていきたいグループであることは間違いないだろう。

「ただ、木村さんにとって本当の意味で負けられない作品になるであろう『グランメゾン・パリ』に後輩をバーター出演させる余裕があるのか、と言われていますね。先日、最終回を迎えたばかりの『Believ-君にかける橋-』(テレビ朝日系)も数字的には厳しい評価でしたからね」(前同)

※画像は『Believe-君にかける橋-』の公式X『@believe_tvasahi』より

 木村の主演ドラマ『Believe』は「テレビ朝日開局65周年記念作品」と銘打たれ、主演クラスの豪華俳優陣が集結。6月20日に放送された最終回は世帯視聴率13.2%と、4月クールの民放ドラマ最高をマークした。

天海祐希さん(56)や竹内涼真さん(31)の圧倒的な存在感と演技に木村さんがかすんでしまう、脚本がイマイチといった指摘もありましたし、最終回は盛り返しましたが第3話以降は世帯9%台と一桁だったんです。

 それが最終回で13%台を記録して大きく報じられましたが……そもそも、今やテレビ各局は世帯視聴率を見ておらず、重視しているのは広告収入に直結する13~49歳のコア視聴率ですからね。そして『Believe』の最終回のコア視聴率は2.5%。それまでは1%台を推移していて、最終話のひとつ前の6月13日の第8話も1.7%でした。

 最終回で盛り返したとも言えますが、コア2.5%は決して高い数字ではありません。最終回の裏で放送されていた『秘密のケンミンSHOW極』(日本テレビ系)のコアは3.6%で、『Believe』は『ケンミンSHOW』にずっと負けていたんです」(同)