■「スーパースター・キムタク」でもコア視聴率が取れない……

 4月クールのドラマと比較すると、トップの人気を誇った長谷川博己(47)主演の日曜劇場『アンチヒーロー』の最終回(6月16日)のコア視聴率は3.8%で『Believe』は大きく水をあけられてしまった格好だ。

「4月クールの民放ドラマ最高視聴率と報じられていますが、それはいま重視されない世帯視聴率であり、それほど持ち上げられるものでもないんです。それどころか世帯視聴率は取れるものの、現在求められるコア視聴率は取れないことが明らかになり、業界的には木村さんのパワーダウンが露呈してしまったとも言えます。

 木村さんも50代ですし、SMAPファンも同じように上の世代が多い。若年層にはなかなか刺さっていないというのが『Believe』で明確になった感じです。ただ、“スーパースターであってほしい”と願うファン、そして業界人も少なくない。“まだまだスター健在”をあらためて証明できるのが『グランメゾン』だと言われていますね」(前出の芸能プロ関係者)

※画像は「グランメゾンプロジェクト」の公式X『@gurame_tbs』より

 19年に放送されたドラマ『グランメゾン東京』の話題性、注目度は抜群に高かった。

「フランスロケを含め、もう撮り終わっているでしょうし、あとはスペシャルドラマの放送と映画の公開に向けて番宣活動をやっていくことになるはずです。スペシャルドラマから勢いをつけて映画が公開されることになるようですが、木村さんにとってみればまさに“負けられない作品”ですよね。

 それだけに、勝負の作品に事務所の後輩をバーターで使っている場合なのか……という状況だと。『グランメゾン・パリ』の結果が出なければ木村さんの評価はいよいよ下がってしまう。もちろん、木村さんもその点は重々理解しているでしょうから、番宣活動にはかなり気合いが入っているのではないでしょうか」(前同)

『グランメゾン東京』のスペシャルドラマと映画『グランメゾン・パリ』で、木村は“スーパースター健在”を見せつけられるだろうか。