■菊池風磨の時代が来る?

 主役をさしおいての菊池の存在感。しかし、もともと菊池の演技は評価が高かった。清原果耶(21)が主演した2022年放送の『ファイトソング』では、当て馬として切なさを見事に表現。今年の1月から放送されている『ギバーテイカー』(WOWOW)では、一転して冷酷な猟奇殺人犯を演じている。一方で4月からは『隣の男はよく食べる』(テレビ東京系)で、年上の女性を翻弄する年下男子を演じる予定と、さまざまな役柄をこなせるのだ。

 菊池の活躍は役者だけではない。『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)では、アイドルのイメージを破壊する丸裸の姿を見せ、洗剤「ボールド」のCMでは洗濯大名になりきり、コミカルな動きを見せる。幅広い活躍を見せ、ジャニーズタレントの中でもトップクラスの売れっ子となっている。

「菊池がアニキと慕い、共演している櫻井もマルチな才能があり、いまや日テレの顔となっていますが、その後を継ぐのは菊池かもしれませんね。本来なら日テレでの嵐的なポジションをKing & Princeが担うと目されていたんですが、メンバー3人の脱退でそれがかなわなくなった。その点、ソロではありますが、なんでもこなせる菊池だったら、安心して任せられるでしょう」(前同)

 菊池はドラマ、バラエティに加え、MCも過去に経験している。空気を読むセンスが抜群で、年上でも物怖じせずイジれて、なおかつ悪い印象を持たせない。全方位でセンスがあるのだ。いちアイドルではなく、櫻井のような国民的タレントになれる能力は十分にある。