櫻井翔(41)が主役の武蔵を演じ、日本テレビで放送されているドラマ『大病院占拠』で、SexyZone菊池風磨(27)が櫻井以上の存在感を見せている。

 本作は鬼の面をかぶった謎の武装集団が大病院を占拠する、オリジナルのタイムリミットバトルサスペンス。櫻井が演じる休職中の捜査官、武蔵が人質の解放を目指して戦う。

 2月11日の放送では、スタート当初から「菊池風磨ではないか」と噂されていた青鬼の正体が、やはり菊池だったことが判明。それに合わせ、番組のメインビジュアルでも菊池や鬼たちの顔が全出しになっていた。

 18日の内容は、武蔵が界星堂病院の院長・播磨(津田寛治/57)が犯した罪を暴くため、相模(白洲迅/30)とともにホテルオシマに潜入。一方、界星堂病院では、灰鬼と桃鬼が裕子(比嘉愛未/36)の前で面を外し、鬼となった理由を明かすと、裕子に「ある作戦」の協力を求める。さらに「イナバウアーチャンネル」と「百鬼夜行ちゃんねる」のコラボ配信が始まり、因幡(明日海りお/37)が青鬼に決死のインタビューを敢行する……といった内容。

 ドラマの前半こそ、警察と病院を占拠する鬼たちとの戦いが描かれたが、鬼たちがさまざまな疑惑の解明を求めていることが明らかになると、鬼たちの描写が増加。なんとなく鬼が主役のような雰囲気になっていった。

「描写的にも、武蔵は青鬼の指示で走りまわっているばかりで、物語の主軸を担っているのは、明らかに菊池が演じる青鬼。その存在感は抜群で、菊池がほぼ主役といってもいいでしょう。視聴率も好調ですし、菊池の代表作になるかもしれませんね」(ドラマライター・板橋六郎)