■草なぎが賞賛される2つの「シンプルな理由」
そんな草なぎへの賞賛には、ある“シンプル”な理由があるという。
「草なぎさんの顔立ちの系統が、あの高倉健さん(享年83歳)や渡哲也さん(享年78歳)といった昭和の名優たちと似ている、と密かに話題になっています。
どこか見慣れて、親しみやすく凄みのある顔だからこそ、こんなにも視聴者に訴えかける迫力があるのかも知れないですね」(前同)
さらにもう1つ、草なぎの持つ雰囲気にも理由があるという。
「やっぱり迫力あるお芝居と、普段のニコニコして朗らかで優しい雰囲気や、どこか抜けている人柄とのギャップも魅力の1つなんだと思います。
草なぎさんとお笑いコンビ・海原やすよ・ともこの3人がレギュラー出演するトーク番組『草彅やすとものうさぎvsかめ』(読売テレビ)では、まったりとトークを繰り広げています。
自身の公式YouTubeチャンネル『ユーチューバー 草彅チャンネル』でも、趣味の料理を披露したり、オフの様子を公開したり、素をさらけ出しています。その姿と『罠の戦争』での鬼気迫る演技とのギャップがやっぱりすごすぎるんですよね……」(前同)
2020年に公開された映画『ミッドナイトスワン』では、トランスジェンダーの主人公を熱演した草なぎ、第44回日本アカデミー賞や第63回ブルーリボン賞などで主演男優賞を受賞。名だたる映画賞を総なめにして、名優の仲間入りを果たした。
『罠の戦争』も物語が折り返し地点に差し掛かる。今後の展開と、草なぎの熱演に、さらなる注目が集まるーー。