■『ガキ使』出演外国人タレントが考える「外国人が上半身裸になりがちな理由」

 2023年度の新宿御苑の利用者数はおよそ250万人。その内、外国人利用者はなんとその4割にあたる約100万人で、近年増加傾向とのこと。園のHP上には利用者からの声として“外国人利用者がトイレで荷物をひろげて着替えていることがある。注意してほしい”との意見も紹介されており、外国人利用者の増加が園の利用規約変更の一因となった可能性はありそうだ。

 海外に行った際には上半身裸の外国人男性の姿を街中でも見かけることがあるが――外国人観光客はなぜ、公園などの公共の場で上半身裸になってしまいがちなのか。弊サイトは『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)に出演し「今夜が山だ」のセリフで知られるデビット・ホセインさんに話を聞いた。

 自身も元イランアマチュアレスリングチャンピオンであるホセインさんが外国人特有の事情を指摘する。

「“上半身裸なりがち”の1つ目の理由として考えられるのはスポーツ。公園で6〜8人でサッカーをしたりするでしょう。その際に、半分の人は裸、もう半分の人は着衣としてチーム分けをすることは外国人の間で珍しくありません」(ホセインさん)

 2つ目の理由としてホセインさんが挙げるのは、日焼けだ。

「外国人は夏になると日焼けをしたがります。日本は外国に比べて日差しが強いですし、日本の公園は外国人観光客からしたら緑も多くて過ごしやすい。せっかくの強い太陽光線ならと上半身裸になって日焼けをしたいと思う人もいるのでしょう。楽しみたいという気持ちが強いのだと思います」(前同)

 ホセインさんは外国人観光客の行動をこう分析した上で、「郷に入っては郷に従えです」と付け加える。

「日本人の方の中にはタトゥー文化を嫌がる人も少なくありません。それに街中で上半身裸の人がいたら皆さん不信感を抱きますよね。街中はダメなのになぜ、公園なら上半身裸が許されると思えるのか私にはわかりません。観光で訪れたなら、その土地のルールに従わないと“オーバーツーリズム対象”になってしまいますよ」(同)

「郷に入っては郷に従え」――来日30年超のホセインさんから出た言葉をぜひ、訪日外国人観光客には知ってもらいたい。

※画像は本人提供
デビット・ホセイン
イラン出身。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』など多くの人気バラエティー番組に出演。身長185センチ、体重100キロ。元イランアマチュアレスリングチャンピオンでもあり、英語、日本語、ペルシャ語、トルコ語の4か国語を操る。