昨年から引き続き円安が続いている。円安にともなうインフレで、食品など生活必需品の値上げが生活を直撃。7月には、酒類や菓子類、コーヒーなど411品目の値上げが発表されている。円安が続き、普段の生活でもそれを感じている人は多いのではないだろうか。そこで今回は40~50代の男女100人に「円安を実感したこと」についてリサーチ。さらに「円安をうけて、している節約」についても聞いてみた。(アンケートサイト「ボイスノート」調べ)

 第8位には、「飲料の値上げ」「輸入品の値上げ」「海外観光客の増加」が同率ランクイン。

 5月には各飲料メーカーがコーヒー飲料を値上げ、さらにサントリー、コカ・コーラボトラーズジャパン、キリンビバレッジ、アサヒ飲料など、各社が10月1日納品分からの値上げを発表している。

「お米を炊くときや、お茶を作るときに必須なペットボトルのお水2リットルも1本100円未満では買えなくなっている。今まで買っていた有名メーカーの水ではなく、一番安いお水を買うだけで30円ぐらい節約になる。スーパーの割引デーやクーポンを活用する。あと関東や京都のホテル代がすごく高くなっている」(45歳/女性)

「三ツ矢サイダー500ミリリットルが200円にお客さんが店員さんに怒っていた。節電をしっかりやらなくてはと思っている」(55歳/男性)

 円安だと当然輸入品の値段は上がる。

「海外産のペットフードの値上げ。ペットフードは海外製のほうが高品質だったので、今まで購入していたが、次第に値上げし、もともとの価格の倍になった。今は国内産で高品質なメーカーを探し、そちらで購入している」(53歳/女性)

「海外ブランドのスマートフォンの価格。スマートフォンの機種変更を諦めた」(58歳/男性/営業・販売)

 日々のニュースでも海外観光客の増加が報じられ、オーバーツーリズムも問題になっている。

「外国人観光客がすごく多くなった。節約のためにマイボトルを持ち歩く」(44歳/女性/主婦)

「外国人の訪日がすごい。最近はともかく安い価格のものを買う」(59歳/男性)

 第7位は、「オリーブオイルの値上げ」。

 地球温暖化の影響だといわれるオリーブの不作などもあるので、オリーブオイルの値上げは円安のためとは一概にいえない。しかし、オリーブオイルはほぼ輸入のなので、価格の高騰は円安の影響も大きい。

「オリーブオイルが以前の2倍の値段になっていた。なるべくオリーブオイルを使わなくてすむ料理を作ろうと思っている」(52歳/女性)

「オリーブオイル、輸入品の値上げ。節約のため、できるだけ外食を減らし、自宅でごはんを作る」(40歳/女性/主婦)

「オリーブオイルの値段の高さ。お肉は国産肉を購入するようにしている」(56歳/女性/主婦)

「輸入製品のオリーブオイルがすごく高くなった。オリーブオイルにパンをつけて食べているが、必要以上に出すぎないようオリーブオイルを出すとき気をつけている」(50歳/女性/金融関係)