■『1人賛否』が吉本内でも問題視され……

 近頃、歯にきぬ着せぬ言動を繰り返し、物議を醸していた粗品。芸人仲間や大御所芸人も苦言を呈していたが、所属する吉本興業の上層部も事態を重く見ていたようだ。

「粗品さんは、毒舌はあくでも“芸”で、YouTubeの『1人賛否』は“コント”としていましたが、粗品さんの一連の言動は、吉本内でもマズい状況になりつつあったといいますね」(放送作家)

 自身のYouTubeで宮迫、木村拓哉(51)、King&Princeらに対し、挑発的な言動を繰り返している粗品。

 6月8日放送のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)に出演したさんまは、粗品の宮迫への発言について「マジやったら我々世代、芸能界では考えられない。後輩が先輩を(ディスる)っていう。吉本じゃないって言ったって、お笑い芸人は先輩後輩、縦(社会)やから。先輩に対してああいうことを言うっていうのは本当は間違いやねん」と言及。

 6月20日放送のラジオ番組『ますだおかだ増田のラジオハンター』(ABCラジオ)に出演した西川のりおは「最近の彼の言動がいかんせん違うな思うのがね、宮迫のことを“おもんないわ”って言うたよね。フェアやないねんね。何でかと言うたら、さんまちゃんも同じこと言うたけどね。おそらく粗品は人を見てると思うのよ」と疑問を呈していた。

■毒舌芸は「全部コントなんで」に反発の声

 粗品に「復帰が早い」と指摘されたFUJIWARA藤本敏史(53)は、6月22日に更新したコンビのYouTubeチャンネルで「おい粗品、お前ちょっと調子乗りすぎやなあ。まぁな、宮迫さんはもう戦意喪失して白旗上げたけどやな、俺はちゃうぞ。真っ向から受けたるわ」と“アンサー”。

 また、品川庄司品川祐(53)は宮迫とコラボした動画を7月4日にYouTubeチャンネルにアップ。「ちょっと宮迫さんいいですか? もう宮迫さんの中では終わってるだろうと思うし、掘り返されたらもしかしたらちょっと気分悪いかもしれないですけど……」と切り出し、「粗品ですよ!」と粗品を名指し。

「ちょっと言わせてもらっていいですか? 木村拓哉さんめちゃめちゃいい人だから!」「めちゃめちゃいい思い出しかないから。木村拓哉さんに対して。挨拶無視されたこともないし」と木村を擁護。一方で宮迫をフォローすることはなく、「宮迫は別にどうでもいい」「もう吉本じゃないんで」と話していた。

※画像は宮迫博之の公式X『@motohage』より

「藤本さんも相方の原西孝幸さん(53)に“ちょっと早いちゃうかなあ……復帰。俺、思っててんけどな”と言われるなど、しっかりと笑いにしていました。FUJIWARAや品川さんは“笑い”にしているところはありますが……ただ、粗品さん、さらに霜降り明星に対し、吉本内にはかなり微妙な空気が流れ始めていたそうなんです。

 粗品さんが“毒舌芸”だと主張しているタレントのディスりに関しては、吉本の内部からも“芸になっていない”という厳しい声も出ていたといいますからね」(前出の放送作家)

 粗品は6月17日のYouTubeで、最近のSNSニュースを切る「1人賛否」について、「1人賛否」は肯定的な意見と否定的な意見を1人で言うという企画であり、宮迫の件についても「全部コントなんで。何回言わすの。これ僕の意見ないですからね。1人でどっちの意見も言ってみるコーナーでコント」とあらためて説明していた。

 しかし、Xには、

《粗品自身はコントと思ってても噛み付かれた人たちはどうかな?》
《性格の悪い、すぐにキレて批判されたらコントだとかダサい言い訳しかできないみっともない粗品のどこが面白いのかわからない》
《面白いし才能はもちろんあるねんけど、コントやとしても口悪いからなんか見てて気分悪いというか。正直見たくないな》

 などの厳しい意見が少なくない。