7月に入り、早くも30度超えの真夏日が続く日本列島。暑さにやられて、イマイチ食欲が湧かないときは、ピリッと辛い国民食のカレーが頼りになる。

「これからの季節、外気の暑さとエアコン冷房によって胃腸が調子を崩し、食欲不振などの夏バテを起こします。カレーのスパイスは胃腸の調子を整えて血流を促し、体温を上げる効果があるので、その解消にはうってつけです」(『壮健タムラ薬局』代表・田村哲彦氏)

 そこで今回、カレー研究家のスパイシー丸山氏に話を聞き、手軽に食べられる“レトルトカレー”を徹底調査。各社が販売する、選りすぐりの逸品を紹介しよう。

 まずは、コンビニ商品。オススメは、セブンイレブンの『濃厚な牛ひき肉のうま味キーマカレー』(192円、税込み=以下同)とローソンの『スパイス楽しむビーフカリー』(348円)だ。

「コンビニ各社が販売するレトルトの中でも、特に、セブンのキーマが美味い。フルーティな甘さと肉のうま味が凝縮した濃厚なルーは、ごはんと相性抜群です。ローソンのビーフカリーも、スパイスの爽やかな辛さで、気持ちよく汗をかける一品ですね」(前出の丸山氏=以下同)

 そんなローソンでは、無印良品のレトルトも購入できる。中でも、『素材を生かしたカレー チキンペッパーフライ』(350円)には、丸山氏も太鼓判を押す。

「本場インドの黒コショウを使ったご当地カレーを手本にした商品で、ジューシーな鶏肉と黒コショウが利いたルーを合わせた、刺激的な味が◎でした」