■日テレ、フジ、TBSによるニノ争奪戦状態に

 二宮は独立後、メールのやり取りからスケジュール調整まで、すべて本人が行なっていることを1月22日に『スポーツ報知』の独占インタビューで明かしていた。同紙の《取材が決まり、わずか2日後に顔を合わせた》という一文からも、フットワークの軽さを感じさせる。

「フットワークが軽くて、高い数字も取れる存在を、テレビ局が放っておくはずもない。現在、各局で争奪戦が起きているような状況です。 不定期特番も含めると『ニノさん』の日テレ、そしてフジテレビ、TBSが二宮さんMCの番組に力を入れ始めている感じですよね」(前出のワイドショー関係者)

 フジテレビは嵐の活動休止に伴い、嵐の不定期冠バラエティ番組『嵐ツボ』(2016~2020)の内容を引き継いだ『二宮ん家』を、2021年1月3日から今年6月27日放送回まで、計6回放送している。6月27日放送回は、木曜夜7~9時という初のGP帯に進出している。

 TBSは、二宮と小泉孝太郎(45)による新番組『二宮孝太郎』を7月5日にスタート。初回はSnow  Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』とコラボした合体SPとして放送された。

※画像は『二宮孝太郎』の公式X『@ninomiyakohtaro』より

 また、少し前の話では2022年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)に二宮、Hey!Say!JUMP山田涼介(31)、timelesz(当時Sexy Zone)・菊池風磨(29)、KAT-TUN中丸雄一(40)という、二宮が座長のYouTubeチャンネル『よにのちゃんねる(当時『ジャにのちゃんねる)』がメインパーソナリティーに抜てきされたこともある。

「二宮さんは、自分が面白いと思った企画にはどんどん挑戦するし、自由奔放でトークにも嘘がない。本音でいろいろなことをしゃべるし、それは共演者への質問も同様。段取りのようなものは感じさせず、予定調和感がないから視聴者も観ていて楽しい。だからこそ数字は取れるし、局も使いたくなると。

 そこにきて、旧ジャニーズを辞めたことでオファーをかけるハードルも下がった。だからこそ、二宮さんは嵐の活動休止後も勢いがまったく衰えないのではないでしょうか」(前同)

 国民的グループ・嵐の中でも別格級の活躍を見せる二宮。ドラマにバラエティに、その勢いは止まりそうにない。