MLB、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)が新居の売却を検討している、と7月11日発売の『女性セブン』(小学館)が報じた。

 大谷選手が785万ドル(約12億円)で購入したロサンゼルスの邸宅だが、購入後、即、売却を検討するようになったのには理由があるようだ。この大谷選手の新居の場所が分かるように、日本テレビとフジテレビは過剰に報道。空撮映像や自宅前からのレポート、近隣住人へのインタビューなどの映像を流したのだ。

 そしてこれらの報道に大谷選手が怒ったとされて、日本テレビとフジテレビの取材パスが“凍結された”という騒動に発展。両メディアに多くのファンが不快感を示した。

 この騒動を受け、7月3日放送の『Live News イット!』(フジテレビ系)でMCを務める青井実(43)が「大谷選手の新居について取材・報道しましたが、大谷選手とそのご家族、代理人をはじめとする関係者のみなさんにご迷惑をおかけし、お詫び申し上げます」と謝罪した。

 そのうえで「新居には多くの観光客や地元の方が訪れる状況が発生しております。大谷選手の自宅をはじめ、プライベートな空間を訪れることはお控えいただき、大谷選手に会いたいときは球場に足を運んでくださるよう、お願い申し上げます」と呼びかけた。

 翌4日の『めざまし8』(フジテレビ系)でも同様の謝罪があったほか、同5日の定例会見で港浩一社長(72)が「大谷選手とそのご家族、関係者にご迷惑をおかけして、大変申し訳ない」とあらためて謝罪。ドジャースの取材パスを凍結されたという報道については「パスを失った事実はなく、適切な取材を心がけながら現在も取材を続けている」とした。

 フジテレビは6月22日配信の『スポニチアネックス』の問い合わせにも“出禁”は否定したものの謝罪のコメントを出していた。

 一方で日本テレビは、6月24日配信の同紙の問い合わせに《取材の過程についてはお答えしておりません。総合的に判断して対応しております》と応じて以降は新たな動きはない。

 そんな新居について大谷選手は、引っ越すことないまま売却する意向を示していると前述の『女性セブン』が報じたのだ。

 購入が報じられてから1か月半ほどが経過したが、大谷選手が引っ越す様子はないという。現状の持ち主は大谷選手の不動産管理会社「デコピンLCC」になっているものの、売却する方向で調整が進められているようだ。

※画像はドジャースの公式X『@Dodgers』より

「騒動を振り返ると、5月下旬に地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』が大谷選手が新居を購入したと写真つきで報じ、これに日本メディアも追随したんです。そもそも『ロサンゼルス・タイムズ』の記事もプライバシーを大いにさらす内容でしたし、日本メディア、特に日テレとフジの迅速であまりに詳細な報道も、冷静に考えれば非常にマズいことだったわけですよね」(スポーツ紙記者)