山崎育三郎(37)主演の金曜ナイトドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』(テレビ朝日系)が、さまざまな生きづらさを抱える子どもと、その家族の問題をリアルに描き、多くの視聴者の涙を誘っているようだ。
同ドラマは、ヨンチャン氏と竹村優作氏による、『モーニング』(講談社)で連載中の同名コミックが原作。児童精神科「さやま・こどもクリニック」が舞台の、自らも“発達障がい=凸凹”を抱える児童精神科医・佐山卓(山崎育三郎)と研修医・遠野志保(松本穂香/26)らによる、メスを持たない新医療ドラマ。
これまで、初回でASD(自閉スペクトラム症)の男の子。第2話でうつ病だった妻を亡くし、自分もうつ病になった男と、ADHD(注意欠如・多動症)と見られる娘。第3話でASDと診断された娘を支援学級に入れることに悩む両親。第4話で過度なダイエットが原因で倒れ、摂食障害だと診断された女子高生が登場した。
毎回、完全な解決とはならないが、それぞれの悩みを抱える患者たちに、佐山と志保が、臨床心理士・向山和樹(栗山千明/38)や言語聴覚士・堀凛(志田未来/29)らとまっすぐ向き合い、未来への希望につなげていく。その過程がリアルに描かれるとともに、心情が丁寧に描かれていることが、視聴者の感動を呼んでいるようだ。