■『東大王』終了で『どうなの会』レギュラー昇格も

 前出の制作会社関係者が続ける。

「通常ではあり得ないイレギュラーすぎる移籍劇が話題を呼んだ『どうなの会』ですが、立て続けに特番が放送されていることから、やはりレギュラー化に向けて話が進められているのではないか、と言われていますね。

 TBSの水曜午後7時枠で放送中の『東大王』は視聴率が悪いこともあり、9月をもって終了し、同枠で『どうなの会』のレギュラー放送がスタートするのではないか、ともささやかれています」

 俳優として第一線で活躍する生瀬と満島、さらに『どうなの課』から残留した森三中・大島などの人気タレントが出演。出演者の豪華さを考えても、すぐにレギュラー化しても問題はなさそうだ。

「『どうなの課』は、日テレ系で放送されていた深夜時代から人気が高かった。番組の関連ワードがよくXのトレンド入りしていたし、ゴールデン特番として放送されたこともありました。そんな番組にもかかわらず、突如として打ち切りになってしまったんですよね」(前同)

『どうなの課』が打ち切られ、TBSで『どうなの会』として復活した経緯は、中京テレビの局員で『どうなの課』を立ち上げた企画兼プロデューサーのA氏に、番組が終わることを知ったTBSから「終わるならウチでやりませんか?」と打診があったからだと言われている。

「オファーを受け、番組を大切に思っていたA氏は中京テレビを退職し、TBSで『どうなの会』を制作することになったといいます。

 ただ、好評だった『どうなの課』を中京テレビが終わらせようとした理由も当然ある。それは予算の問題だったんです」(同)

※画像は『それって!?実際どうなの課』の公式X『@jissaidounanoka』より

 テレビ不況が長らく続いており、ローカル局の中京テレビは東京のキー局以上に厳しい予算での番組作りを強いられている。

「『どうなの課』は、キャストを見てみても一流俳優の生瀬さんに森川さん、超売れっ子芸人の博多華丸・大吉、検証VTRにもチャンカワイさんや狩野さんなど人気芸人が出演していましたから、かなりお金がかかっていたのは明らか。

 加えて、VTRもしっかりと作り込む必要がありましたからね。スタジオだけ、VTRだけで完結するのではなく、作り込まれたVTRをスタジオでタレントが見るというフルコース的な番組。好評で視聴率はそこそこ取れても、高い制作費がネックになっていたと言われていますね。

 さらに、中京テレビ制作のもう1つ人気番組も『どうなの課』の終了が検討された理由として大きかった。それが『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(中京テレビ制作・日本テレビ系)です」(同)