■日テレ→TBS“禁断移籍”の裏に『オモウマい店』の存在

 ヒロミがMCを、バイきんぐ小峠英二(48)が進行を務める『オモウマい店』は全国の「オモてなしすぎでオモしろいウマい店」を紹介するグルメバラエティ番組として2021年4月にレギュラー放送がスタート。

 熱烈な番組ファンを抱えており、3月9日と10日にはさいたまスーパーアリーナでファン感謝祭「オモウマいフェス」を開催。あまりの大混雑で長時間の待ち時間が発生し、番組の公式Xが謝罪コメントを出すほどだった。

「現在、テレビ各局は13~49歳のコア視聴率を重視していますが、『オモウマい店』は7月2日のコア視聴率も4.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とかなり高かった。そして、『オモウマい店』は長期間にわたって個性的な飲食店に密着する必要があり、『どうなの課』以上にVTR作りに時間とコストがかかる番組です。ヒロミさんや小峠さんのギャラもありますしね。

 すでに、全国放送のゴールデンで大成功している番組ですし、中京テレビとしては制作費が高い『どうなの課』を切って、『オモウマい店』に全力を投入したかった、ということだったと聞こえてきています。そして『どうなの課』に代えてコスパの良い新番組を始めたいという思惑があったと。

 結果、同枠でスタートした番組が『こどもディレクター』(中京テレビ制作・日本テレビ系)だったんです」(前出の制作会社関係者)

 4月3日に同じ枠でのレギュラー放送がスタートした『こどもディレクター』は「あなたにカメラを渡すので、家族を取材してきてもらえませんか?」というコンセプトで、両親にずっと聞けなかったこと、伝えたいこと、謝りたいこと、我が家だけの文化など、家族の“タブー”や“疑問”を一般人自らがディレクターとなって取材をし、解決していくドキュメントバラエティ。MCを俳優の斎藤工(42)が務めている。

※画像は『こどもディレクター』の公式X『@kodomoD_ctv』より

「『どうなの課』が放送されていた水曜午後11時59分の枠で放送されていますが、『どうなの課』を立ち上げたA氏よりもはるかに若いディレクターが『こどもディレクター』を担当しているといいます。

 A氏からしてみれば、しっかりと作り込まれている『どうなの課』が、まだ若いディレクターが作った『こどもディレクター』に負けているところはいっさいない、という思いだったと言われていますね。にもかかわらず、『どうなの課』に代わってレギュラー化されたのは、“制作費が安いから”というのが最大で唯一の理由だったと。一般人に撮影を任せ、レギュラー出演者も斎藤さん1人ですから『どうなの課』に比べたらコスパもタイパもかなり良いでしょうからね。

 仕方のないことですが、局の事情、そして“コスパが悪い”という理由で切られたことでA氏は激怒し、中京テレビを退職し、禁断移籍の末、TBSで『どうなの会』を立ち上げることになったといいますね」(前同)

“禁断移籍”がいまだに波紋を広げている『どうなの会』だが、『どうなの課』終了からわずか半年で、今度はTBSでレギュラー番組に昇格することになるのだろうか。