7月12日、Hey!Say!JUMP山田涼介(31)が主演の連続ドラマ『ビリオン×スクール』(フジテレビ系/金曜夜9時~)の第2話が放送される。

『ビリスク』は財閥系企業のトップで“億万長者=ビリオネア”の主人公・加賀美零(山田)が素性を隠して教師となり、「やる気ゼロ、才能ゼロ、将来性ゼロ」の底辺クラスの担任になる学園コメディ。

「『ビリスク』は第1話の時点では、シナリオ面も含めて好意的な声が多いドラマです。全く現実味がない設定ですが中途半端ではないから引き込まれるし、山田さんの二次元から飛び出たような俺様イケメンぶり、ヒロインで秘書役の木南晴夏さん(38)とのコミカルなやり取りなど、役者陣も良くて、“痛快・学園エンターテインメント”という宣伝文句通りの楽しいドラマという感じでしたね」(テレビ誌編集者)

※画像は『ビリオン×スクール』の公式X『@billion_t_sc』より 

 第1話から、山田演じる加賀美が高性能AIスーツのお披露目イベントでワイヤーアクション込みのダンスを披露したり、悪人を余裕たっぷりに格闘術(AI補正)で制したりと、アクション面も充実。

 生徒役に人気急上昇中のTravis Japan松田元太(25)がいること、メインキャストに志田未来(31)と神木隆之介(31)――山田と『探偵学園Q』(07年7月期/日本テレビ系)で共演し、高校でも同級生だった2人が出演することでも注目を集めるなど、見どころが多い作品なのは間違いないのだが――。

「残念ながら、視聴率はふるわなかった。第1話は世帯4.3%、個人2.5%。そして今、テレビ界が最重要視している13~49歳のコア視聴率が1.6%と大惨敗と言える数字です。『ビリスク』を最後にこの放送枠『金9ドラマ』は終了することが発表されていますが、ついに数字は上がらないまま終わってしまいそうな感じですよね……」(制作会社関係者)

『金9ドラマ』枠は23年10月クールのムロツヨシ(48)主演作『うちの弁護士は手がかかる』からスタートしたが、その後、今年1月クールの桐谷健太(44)主演の『院内警察』も、4月の篠原涼子(50)とバカリズム(48)のダブル主演作『イップス』も低視聴率で終わってしまった。

「最大の原因と言われているのが、強力な裏番組の存在です。『金9』枠は大人気&名作映画を次々と放送する『金曜ロードショー』(日本テレビ系)と、たびたび2時間SPを打ってくるSnow Manの冠番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系/通常時は夜8時~9時)とかぶることが多いですからね。

 他局の新番組に、レギュラー番組の強い内容をぶつけて“初回潰し”をするのはテレビ界の常套手段ですが、『ビリスク』の第1話もそれにやられてしまいました」(前同)