■STARTO社グループとの裏かぶりも発生

『ビリスク』初回放送日(7月5日)の『金ロー』は山崎賢人(29)主演の人気映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022)、TBSは二宮和也(41)と小泉孝太郎(45)による『二宮孝太郎』と『それスノ』の合体SPを真裏で放送。コア視聴率は日テレが3.9%、TBSが3.6%とやはり高かった。

「フジテレビの金9ドラマ枠は、構造的に、良い作品でも数字が取れない“無理ゲー枠”だともっぱら。だからわずか1年という短命でドラマ枠が終了してしまうということですよね……。

 周りが強すぎての負けでも、主演作がコケれば主演俳優の“結果”になってしまう。山田さんは“枠の被害者”とも言えそうですが、第2話も、さらに厳しい戦いになりそうです」(前出の制作会社関係者)

※画像は『金曜ロードショー』の公式X『@kinro_ntv』より

 7月12日の『金ロー』は『キングダム 運命の炎』(シリーズ3作目/2023)が本編ノーカットで地上波初放送。しかも、同日公開のシリーズ最新作『大将軍の帰還』のハイライトシーン約5分もノーカットでテレビ初公開される。

 また、テレビ朝日の『ミュージックステーション』には山田と同じSTARTO ENTERTAINMENTの人気グループSixTONESが出演し、『ここに帰ってきて』と『GONG』の2曲を披露することが発表されている。

「『Mステ』にはSTARTO社のグループが毎週のように出演していますよね。旧ジャニーズ事務所時代は所属タレント同士が“裏かぶり”しないように気遣いがあったのが、STARTO社になり、さらに独立するタレントも続出。その結果、同社タレントの裏かぶりへの配慮はかなり緩くなってきている印象です。山田さんにとっては、それもキツいですよね」(前同)

 一方で、前述のように『ビリスク』は視聴者からの評判は悪くない。

《全然ノーマークのドラマだったんだけど、木南晴夏ちゃんと山涼ちゃんの掛合いが可愛くてオモロいwwそして神木くんも出てたー!継続確定しました》
《仕事で疲れ切った金曜夜に、頭使わず、面白がれるドラマ、ありがたい!美しい、カッコいい、面白い、続き気になる。そんな楽しみ方の金曜夜。また週末見ます》

 SNSの口コミなどで少しずつファンを増やしていき、終了が決まっている枠の有終の美を飾る――山田はそのミッションを達成できるだろうか。