■過去の“出演者”からもブーイングの声も…

 現に、バチェロレッテの“本家”であり、1人の男性を複数の参加女性が奪い合う『バチェラー』シリーズのシーズン4(2021年11月25日配信)に出演。最後の2人まで残った“ファイナリスト”で、タレントの休井美郷(33)は今シーズンを視聴した感想として《オスみと、メスみがなぁ。もっとほしいではあった》と自身のX(旧ツイッター)に書き記している。

※画像は休井美郷の公式X『@kyuui_misato』より

 視聴者からは不満の声も上がった『バチェロレッテ』シーズン3。様々な意見を受けてか、最終話が配信された7月11日に武井さんは自身のインスタグラムを更新。《今回のシーズンはいろんな意味で新しかったかと思います。図らずも結果として社会に問題提起できるような要素もあった気がします》とのコメントを残した。

「視聴者にとって恋愛リアリティショーの醍醐味は、なんといっても男女の駆け引きを見ること。ですが、武井さんの場合は他の出演者とスキンシップを取ることもハグをすることも最後までありませんでした。男性から見た女性らしさがもてはやされがちな恋愛リアリティショーにおいて、この点は新しかったと思います」(前出の太田氏)

 現に番組序盤で武井さんの手を取りダンスへと誘おうとした男性参加者は、その誘いを断られているし、スプーンですくったマヌカハニーを食べさせようとした男性も「自分で食べます」と一蹴されている。

「番組に出ているからと自分の恋愛の軸を崩すのではなく、自分のスタイルを貫き、嫌なことには“ノー”と言う武井さんの姿勢には同じ女性としてすごく好感が持てました。自身の素の部分をさらけ出して恋愛リアリティショーに挑んだ武井さんの姿に励まされた女性も多いのではないでしょうか」(前同)

 番組のキャッチコピーでもある「真実の愛」。そこに真っ向から挑んだのは他でもなく武井さん自身だったのかもしれない。

太田まき子
新潟県出身。大学卒業後、広告会社及びマーケティング会社にて女性向け商材のプロモーション、ファッションカルチャーイベントの企画運営、エンタメ系の広報PRなどを担当。現在はフリーランスのPRとして、トレンドのマーケティングやリサーチを行う。