■第4位は「退職の仕方」、第5位は「固定電話に出ない」「飲み会」

 第5位は、「固定電話に出ない」「飲み会」。

 今では1人スマホ1台が当たり前のようになってきたため、家に固定電話がなかったという若い世代は多い。かつては会社の固定電話が鳴ったら、まず若手がとるというのは暗黙のルールだったが、固定電話になじみのない若い世代は電話が鳴っていても言われなければ出ないということも多いようだ。

「若い世代は固定電話に出られない電話恐怖症。PC操作が苦手な印象。克服してほしい」(40歳/女性/金融関係)

「若い世代が電話にまともに出られない。スマホに慣れているためか、固定電話にまともに出て対応することができない若者に大きなジェネレーションギャップを感じた。これを一から指導しなくてはいけなのは馬鹿馬鹿しいと感じたが、固定電話対応ができないと業務に大きな支障があるため、言葉遣いや対応などを細やかに指導することにした」(53歳/女性/出版・マスコミ関係)

「電話に出ようとしない。金銭に対する執着心のなさにびっくり。電話に関してはわからなくはないが、お金に関しては将来への関心のなさを感じる」(34歳/男性/総務・人事・事務)

「電話を嫌がりLINEで連絡がくる。連絡さえくれれば良いと思う」(34歳/女性/主婦)

「固定電話が鳴っても新人は電話を取ろうとしない。顧客を覚える目的で取ってほしいです」(53歳/男性)

「若い子は電話が怖い。家電に出たことがないのかなと思った」(33歳/男性)

 新年会、忘年会、歓迎会や送別会の他、取引先への接待など、職場でのお酒の席は多いが、退社後の飲み会は業務外なので出ないという人も増えている。昭和には“飲みニケーション”という造語もあったが、若い世代にはお酒自体を飲まないという人も多く、飲み会の席自体が苦痛と感じることもあるようだ。

「最近の子たちは、本当にお酒飲めない子が増えた。飲めないのか、飲まないのか、飲むけど我々とは飲みたくないのか。飲めないなら飲めないでいいし、実情はわからないが、
単純に一緒にワイワイ無礼講で飲んで、コミュニケーションがとりたいんだよな、おじさんは、と思う」(48歳/男性/コンピュータ関連技術職)

「乾杯はまずビールという風習が若い世代には完全に旧世代の遺物のような扱いになっている。飲み会では個々人が好きなものを好きなように飲むのが一番平和だと思った」(36歳/男性)

「飲み会強制参加。カラオケ強制。されていたほうなので、もうパワハラ感が強くて、当然のごとく病んだ」(30歳/女性)

「飲み会の余興でダンスを披露することになり、私のオリジナルダンスを披露したが“今時そのアクションは古い”と、ストリートダンスを強要された。ストリートダンスは全く踊れないのでオリジナルの振付で一生懸命踊ったのだが、若い世代には受けなかったことを痛感した」(59歳/女性)

「飲み会、カラオケの強要。今時カラオケで歌えなどというのはパワハラに近いものがあると思ったが、仕方ないのでついていった」(56歳/女性)

「飲み会を毎回断る。自由でいいと思う」(38歳/女性/金融関係)

 第4位は、「退職の仕方」。

 最近は仕事を辞めるために“退職代行”を使う人が増えているというニュースもあったが、仕事の辞め方も時代とともに変わってきているようだ。

「退職代行サービスを利用しての退職。辞めるという意志表示もできないのは社会人としてどうかと思った」(49歳/女性/主婦)

「辞めたいという大事な話をLINEでしてくる。電話や直接会うという概念がなくてびっくりした」(43歳/女性/主婦)

「精神的負担から退職代行をする気持ちもわかるが、自分で決断したことを自分で伝えることに億劫になってしまうのではないかと懸念」(39歳/女性/金融関係)

「退職代行サービスを利用しての退職。時代は変わっている」(35歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「退職代行サービス。何でも人に頼らないとできない人が増えて、この先の日本に不安を覚える」(41歳/女性)

「“辞めます”のひと言で急に明日から来なくなる。ありえない。せめて一月前に退職の意向を伝えるべき」(39歳/女性)

「ちょっとしたことで直ぐに仕事を辞めてしまう。結論を出すのが早すぎると感じた」(54歳/男性)

■「職場で感じたジェネレーションギャップ」ランキング
1位 なんでもスマホ
2位 常識の違い
3位 SNSの使い方
4位 退職の仕方
5位 固定電話に出ない
5位 飲み会
7位 プライベート優先
7位 ハラスメントなど価値観
9位 紙を使う
9位 メモをとらない

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