■柴咲はコンテンツ量で会費を差別化
柴咲コウ(42)は前事務所『スターダストプロモーション』に所属していた2013年からファンクラブ『猫幸組』を立ち上げていて、17年からファンクラブ名を『KO CLASS』に変更。20年3月31日に独立して自身が代表を務める『レトロワグラース』でのマネジメント体制に移行後も、運営を続けている。
会員向けの写真や映像などのWEBコンテンツやブログのほか、ライブ・イベントでのスペシャルシートの予約、チケット先行受付(抽選)、会員限定イベントの参加権など、さまざまな特典が受けられるファンクラブとなっている。
会費は年会費制の『KO CLASS会員』と、月額制の『KO CLASSライト会員』の2種類。『KO CLASS会員』は入会金1000円、年会費4800円、別途事務手数料250円で初年度が総額6050円。『KO CLASSライト会員』は月額350円で、1年(12か月)で4200円である。
「『KO CLASS会員』はサービスがかなり充実しています。『ライト会員』はお値打ちですが、番組観覧や試写会招待、年イチのオリジナル特典、限定イベントなどの『KO CLASS会員』の一部サービスが受けられないという点で差別化しています。月額会員は、主にWEBコンテンツで満足できる人向けとも言えますね」(前出のワイドショー関係者)
のん(能年玲奈、31)は2016年7月に独立後、翌17年8月にファンクラブ『NON KNOCK』を開設。コンセプトが「創作あーちすと・のんとしての実験の場」ということで、一般的な観覧募集や会報誌の発行などに加えて音楽活動や限定アート展示イベント、抽選で当たるオリジナルグッズなどが楽めるという、いわゆる“女優のファンクラブ”とは少し毛色の違うものとなっている。
会費はかなり安く、月額500円だったのが特別価格300円――年会費計算で3600円に値下げされている(7月16日時点)。
「米倉さんや柴咲さん、のんさん――個人事務所で活動する彼女たちのファンクラブと比べても、現時点で発表されている広末さんのファンクラブ特典に特別に抜きん出ているものはないと感じられます。それで相場の倍というのはちょっと割高な気が……。
これから始めるのに値下げすることは考えられないので、今後、ファンが“少し高くても納得”と思えるように、ファンクラブコンテンツをどんどん充実させていくのではないでしょうか。
ただ、広末さんは俳優・タレント業に加え、社長業もこなしていかなくてはいけない。さらに3児の母でもある。ファンクラブの中身を考え、適正な値段設定を考え……ということにまでなると、なかなかしんどいでしょうね……」(前同)
不倫、離婚、暴発的にも見えた独立の影響からまだまだ厳しい見方がされている広末。正念場を上手く乗り切れるだろうか――。