味は高級食材なのに、原材料はまったく違う、“謎飯”をご存じだろうか?
「ブームの火付け役は日清食品が発売した“謎うなぎ”。7月11日にオンラインストアで、数量限定で発売された冷凍食品『プラントベースうなぎ 謎うなぎ』は、発売開始からわずか1分で完売する人気ぶりでした」(経済誌記者)
これには日清食品も想定外だったようで、広報部の担当者はこう語る。「昨年、1000セットが1分で完売したことから、 今回は5倍の5000セットを用意しましたが、予想以上の反響に驚くとともに、お買い求めいただけなかったお客さまには大変申し訳なく思っております」
そもそも“謎うなぎ”とは何なのか!?
「味や食感はうなぎの蒲焼ですが、うなぎは使っていません。カップヌードルでおなじみの“謎肉”の技術を活かし、動物由来の原料は使用せず、大豆たんぱくなどでまるで本物の味を再現しています」(前出の記者)
■JALのファーストクラスラウンジで提供される「謎飯グルメ」とは…
今回、そんな“謎飯”の中から弊サイト厳選の5つを紹介。まずは、7月15日から発売されたカップメシ『謎うなぎ丼』。パッケージ正面には、堂々と「うなぎ不使用」と記載されている。「398円(税込=以下同)でうなぎを味わった気分になれるとあり、SNSでも購入者の食レポが相次いで投稿されています」(前同)
本サイト記者も早速味わってみると、味や風味はうなぎの蒲焼そのもの。肝心の謎うなぎは柔らかすぎる気もするが、本物よりこってりしすぎていない点はむしろ、中年の胃袋にはありがたい。
「ほかにも、本物そっくりの謎飯は“サステナブルな食材”として、現在、世界的に注目されています。『あづまフーズ』の『まるで魚シリーズ』はJALの国際線ファーストクラスラウンジでも、“本物の魚っぽい寿司”として提供されています」(グルメライター)
同商品の原材料はなんと、こんにゃく。『まるでマグロ』『まるでサーモン』など様々な商品がある。
『まるで魚シリーズ』を製造するあづまフーズの広報担当者に話を聞くと、「海外との取引の中で植物由来食品の必要性を感じました。妊娠中で生魚が食べられない、アレルギーがあるなど需要は拡大中です」