■Snow Manも多くが個人事務所を持っている

 たとえば、Snow Manは少なくとも9人中4人が個人事務所を設立していることが明らかになっている。

 23年11月に阿部亮平(30)、佐久間大介(32)、渡辺翔太(31)、ラウール(21)が会社を立ち上げていたことが続々と報じられ、“設立ラッシュ”として話題に。さらにラウールは今年6月27日にはフランス・パリでモデル活動をするため、現地のプロダクション「BANANAS MODELS」にSTARTO社と並行して契約したことを発表している。

 また、 旧ジャニーズ時代から「株式会社TOKIO」として半分独立していたTOKIO、STARTO社体制後に会社を立ち上げたKing&Princeの3組は、STARTO社の公式サイトにもグループ名の下に《グループエージェント契約》と、明記されている。

※画像はKing&Princeの公式X『@kp_official0523』より

 嵐は、4月10日にグループとしては「株式会社嵐」の設立を発表。二宮和也(42)は旧ジャニーズ時代の23年10月、松本潤(40)は24年5月30日に独立して、その後、二宮は『オフィスにの』、松本は『MJC Inc.』を設立。個人タレントとしてはSTARTO社とは一線を引く形になり、公式サイトの「アーティスト個人一覧」にも名前が載っていない。

 永瀬廉(25)と高橋海人(25)によるKing&Princeは、今年5月23日にグループで「株式会社King&Prince」を設立。共同で代表取締役社長を務めること、STARTO社とはグループとしてのエージェント契約のみを結んだことを発表している。永瀬は設立発表時、「要は社長さん。25歳にして、共同の社長さんなんです」とコメントしていた。

「STARTO社の立ち上げに関して《脱『タレントは会社員』》という見出しで報じたメディアもありましたが、まさにそうなりつつありますよね。タレント1人1人が個人事業主、個人事務所の“社長”という意識がSTARTO社タレント全体に芽生え始めている感じです。

 ラウールさんのように、個人の仕事を円滑に進めるべく別事務所とも契約するパターンも出ているし、キンプリや嵐のような“グループだけは会社”のように、どんどん多様化している。今回のジェシーさんや森本さんだけでなく、STARTO社タレントは、そのほとんどが“社長”になる時代なのではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)

 昨年12月に福田氏は取材陣に対して、「(STARTO社長就任の理由は)日本の芸能界を近代化させる良いきっかけになるのではないかと考えた」とコメントしていた。今後も、STARTO社のタレントでは、個人事務所を立ち上げていく動きが続きそうだ――。