■『Q』の制作メンバーが書籍制作にも関与

 そしてこの夏、この『Q』を書籍化した単行本の発売が決定。帯に書かれた《読むと死にます》というワードには、「怖すぎる」「〇〇で死ぬってありふれているでしょ」「もしかして読むと死ぬって、見たら死ぬのオマージュ?」など、ネット、SNSにも様々な声が上がっている。

 書籍のタイトルは『フェイクドキュメンタリーQ』で、SNSやWEBだけでなく、はやくも学生や若い女性の間でも話題になっているという。同作は、6月15日の情報解禁以来、異例のスピードでAmazonの予約販売で1位を記録するなど、発売前からすでに大きな話題をさらっている。

 前出の文芸誌編集者は続ける。

「『Q』の制作メンバーが書籍の編集にも携わり、行方不明や失踪がテーマの動画を中心に、新作も含めた全8点を一冊に収録した“呪われた短編集”には、書籍だけで明かされる続報や追加情報も掲載されているといいます」

 すでに公開されている本のカバー画像には、怪しげな女性の顔と《この人、行方不明》という不穏な言葉も……。本作は、この夏一番の恐怖作品として大きな注目を集めている――。