松岡茉優(29)主演の連続ドラマ『ギークス~警察署の変人たち~』(フジテレビ系/毎週よる9時)の第4話が、7月25日に放送される。18日放送の第3話は、平均世帯視聴率が4.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区) と大きく下落したが、巻き返しは可能なのだろうか?

 同ドラマは、小鳥遊(たかなし)署勤務の3人のギーク(賢いオタク)、鑑識官・西条唯(松岡)、産業医・吉良ます美(田中みな実/37)、交通課員・基山伊織(滝沢カレン/32)が、それぞれの得意分野を活かして事件を解決する姿を描く物語。“井戸端謎解きエンターテイメント”とうたっているが、その謎解きがネックになっているようだ。

 第3話は、たかなし小学校でうさぎ小屋のボヤ騒ぎが発生。火元は煙草の吸い殻で、放火の可能性が。その場所には右半分が燃えてしまい読めないが、うさぎのキャラクター「チェリうさ」の絵柄の便箋にひらがなで書かれた怪文書が残っていて、西条が調べてみると、川尻省吾という男の指紋が付着していた。そして基山が交通安全教室のためボヤのあった学校を訪れると、うさぎ小屋の前で謎の少年と遭遇する。

 その後調べたところ、川尻は一年前に病死しているうえ「チェリうさ」の便箋が発売されたのは半年前で、ボヤは川尻の幽霊の仕業なのかと西条ら3人は頭を悩ませる。そして署長・御手洗智(徳井優/64)に事件解決をせっつかれた西条は月曜から残業することになり、刑事・芹沢直樹(中村蒼/33)と一緒にたかなし小学校を訪れると、校舎の窓に火の玉が浮いていて……という展開。

 結局オチは、ボヤは学校の警備員のタバコの不始末が原因。病死した川尻は、本物の川尻から戸籍を買い取った別人だった。そして怪文書は、家族を捨て、戸籍を捨てた本物の川尻が、後に息子が病死したことを知り、息子の好きだったうさぎ小屋にメッセージとして置いたものだった。基山がうさぎ小屋の前で見た少年は、父親を探している川尻の息子の幽霊だったようだと聞いた川尻は、息子を思って涙するという結末を迎えた。